Linux から OS X に乗り換えてから写真管理ソフトウェアをどうするか困っていたんだけれど、 Linux で愛用していた digiKam の バイナリ (4.10.0 の pkg ファイル)が配布され始めたのを知って小躍りして昨日インストールした。ちょっと使っている範囲では問題なく動いている。
もともと公式サイトでは MacPorts でのインストール方法自体は案内されていて OS X では動くようになっていたのだけれど、自分は Homebrew 使っているので MacPorts で入れるの嫌だなあと思っていたので躊躇していたところなので嬉しい。
Adobe Photoshop Lightroom は評判が良いのだけれど高いし Photos (写真)はクラウドに向かっているらしいのでちょっと違うしで、とりあえず Finder で済ませつつどうしようと思っていたところなので良かった。
digiKam は写真を置いてある任意の複数ディレクトリをアルバムとして指定して管理できるタイプのソフトウェアで個人的に気に入っている。写真データファイルをファイル名含め勝手に書き換えることもないので安心(設定次第ではメタデータを写真に埋め込むこともできるけれど、通常の設定では SQLite データベースファイル上にメタデータが保存される)。がっつりフォトレタッチしたいとかではなく、デジカメで撮ったたくさんの JPEG ファイルを撮影日で探したりスライドショーをしたりといったことができれば良い人にはお勧めである。
(画像は https://www.digikam.org/node/739 掲載の https://www.flickr.com/photos/digikam/17379488119 (Caulier Gilles 氏) より)
昨日ようやく8月の写真の現像・整理をしたので、 Mac をテレビに HDMI ケーブルでつないで今年撮った写真をスライドショー。
ThinkPad で Linux をデスクトップ OS にしていた時に digiKam を写真管理として使い始めた。その後 MacBook Pro に乗り換えてからも digiKam を使っていたのだけれど、今年から Lightroom を使うようになった。でもいまだにスライドショーは digiKam の方が使いやすくて手放せないでいる。
Mac ネイティブの良いスライドショーアプリケーションないかなあ。 Chromecast にキャストできると嬉しいんだけど。
MacBook Pro では内蔵キーボードも外付けキーボード(ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード)のどちらも英語キーボードを使っていて、command キー + スペースバーで日本語の入力切り替え(入力ソースの切り替え)をしている。
Mac にする前、Linux メインで使っていた時は Alt + Space で入力切り替えしていた。
昔から英語キーボードだったのでずっとトグル式で日本語入力切り替えをやってきたのだけれど、英数・かなキーで状態に依存しない切り替えの方がずっとストレスフリーらしい。実際トグル式はしょっちゅう期待しないモードで入力し始めてやり直すことが多くプチストレスだったりするので、ようやくトグルじゃない切り替えに切り替えることにした。
Karabiner-Elements を使うと左 command キーを単体で押した場合は英数キー、右 command キーを単体で押した場合はかなキー扱いにできるらしいので、これを使うことにした。
(以前 Karabiner はちょっとだけ試したけれど常用していなかった)
https://pqrs.org/osx/karabiner/ から Karabiner-Elements 12.1.0 をダウンロードしてインストール。
Karabiner-Elements のプリファレンスで以下を設定する。
以下の手順。
Devices タブで「ThinkPad Compact Bluetooth Keyboard with TrackPoint (Unknown)」にチェックを入れて Karabiner-Elements で変更できるようにする。
このキーボードでは今まで Mac のシステム環境設定の修飾キー変更で control キーと option キーを入れ替えていたので、これを Karabiner-Elements 側で入れ替えるようにした。 Simple Modifications タブで Target Device で ThinkPad のを選び
となるようにそれぞれ変更。
体に染み付いている「command キー + スペースバー」を無意識に売打ってしまうのと、逆に単体キーで切り替えるのがまだ意識的にする必要があるのとで、一時的にストレス度はアップ中。
でも慣れたらだいぶ楽になりそうな予感。
TOTP アルゴリズムを使っている2段階認証のシークレットキーの管理・ワンタイムパスワード生成はスマートフォンアプリの Google Authenticator とIIJ SmartKey を両用している。メインのスマートフォンが使えなくなった時のために、使っていない古いスマートフォン残しておいてそこにもシークレットキーを登録しているのだけれどこれ面倒。バックアップは PC (Mac)で管理したい。
そう思って調べたところ、普段パスワード管理に使っている KeePassX のフォーク版 KeePassXC が TOTP 生成機能をもっているということを知った。
KeePassX の開発保守が停滞していることもあり KeePassXC にこのタイミングで乗り換えつつ KeePassXC で 2段階認証のシークレットキーの管理をしてみることにした。
クロスプラットフォームで公式サイトでは Linux 用・macOS 用・Windows 用のパッケージが配布されている。
IIJ SmartKey に登録しているキーについてそれぞれ QRコード生成をし別のカメラで読み取り、その中の secret の値を KeePassXC のエントリに登録していく。エントリを作成し(あるいは既存のエントリを選択し) TOTP の設定でキーを入力し保存すれば OK。
もちろんワンタイムパスワードの生成にも対応している。これがあればスマートフォンが手元に無くても要 TOTP 認証のネットサービスにログインできる。便利。
KeePass パスワードデータベースファイル (kdbx) に保存されるので、あとは好きな方法でバックアップ。
[ Mac アプリケーション ]
主要なファイル・保存しておきたいファイルは Time Machine だけに頼らず Google ドライブや Dropbox にも同期しておきたい。
ホームディレクトリを眺めると「以前使っていた Linux ノート PC のホームディレクトリをコピーしてきたディレクトリ」がまだ残っていてなかなか歴史を感じる状態だ(代々移してきた20年以上前のファイルが残っていたりする)。念の為残しておいた古いコピーがあちこちに散らばっていて、消して良いのかわからないファイルもずいぶんある。
いい機会なので頑張って整理するかなと。
以前にも使ってみたことがある Gemini 2 を重複ファイルの発見に昨日から使ってみている。
完全に同一なディレクトリが見つかれば一方を Finder でさくっと削除。片方のディレクトリから数ファイルだけ削除されているようなペアの場合はさらに diff -r で違いをチェックしてから削除だ。
ファイルの整理は何かを生み出す訳では無いわりに時間が結構かかるので「こんなことをしていていいのだろうか」となるのだけれど、いつかはやらないとなあと。もちろん今日1日では終わらなかったので今後もコツコツ整理していくつもり。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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