ローカルホスト上のフォルダに Markdown テキストファイルとしてノートを保存するタイプのナレッジベースアプリケーション。ノートアプリ・メモアプリとして紹介されることが多い。
カナダの Dynalist Inc. が開発・提供しており、2021年2月15日現在 macOS・Windows・Linux 版が提供されている。
Dropbox や Google ドライブで Obsidian vault (データを保存しているフォルダ) を同期することで、複数の端末でノートを編集できる。 Markdown ファイルなので同期しているクラウドストレージ上のテキストファイルを扱えるアプリ(iA Writer など)を使えばスマートフォンからも編集可能。 Git を使った管理も可能だ。
ノートテイキングとナレッジマネジメントのメソッドの1つである Zettelkasten のためのプラグインもコアプラグインとして提供されている。
アドオンサービス Obsidian Publish を使えばグラフビューつきでノートを公開できる。以下は独自ドメインを利用した実際の Obsidian Publish サイトである。
間もなく新緑の季節。#photography#SEL1670Z pic.twitter.com/CJSK0OTvlr
— Naney (@Naney) April 12, 2022
帰りの電車の中でスマートフォンで Obsidian ノートを開いてフリーライティングしてみた。
コピー&ペーストを使った編集が不便なことから、スマートフォンで文章を練り上げていくのは難しい。一方でそもそも書き直さないフリーライティングでは問題とならない。
使いやすいアウトライナーアプリがあればスマートフォンでもいろいろ発想を広げながら書き出せるのでは昔から考えている。しかし論理構造を考えないフリーライティングではアウトライン編集機能も必要ない。箇条書きなどにせずつらつらと書くほうがむしろ良い。
スマートフォンでは1つのアプリだけを表示して入力していくので、検索に頼ることなく情報を遮断し自分の頭の中で思い浮かんだことに集中できる。
スマートフォンでのフリーライティングなかなか良いな。
アイデアを段階的に書き出し組み立てていくライティング手法であるインクリメンタルライティングをするのに Obsidian プラグイン Spaced Repetition が良いようなので、昨日インストールし今日から使い始めてみた。
インクリメンタルライティングしたいノートに #review タグ(あるいは設定したタグ)をつけるとレビュー対象となり、 Notes Review Queue に表示されるようになる。
Open a note for review をすると、次にレビューすべきノートが開くので、加筆修正する(あるいは何もしない)。
しばらくレビューが不要そうであれば Easy、またすぐレビューしたければ Hard、その間であれば Good と評価すると、次のレビュー日が自動計算されて YAML front matter に書き込まれる。もうインクリメンタルライティングの対象から外してよいとなれば、 #review タグを外す。
その日のレビュー対象がキューから無くなるまでこれを繰り返す。
いい感じの頻度でリライティングするきっかけを提供してくれる。パーソナルナレッジベースとしての Obidian vault をアップデートしていく仕組みとして良さそうだ。
Meiji Jingu#photography
— Naney (@Naney) April 23, 2022
RICOH GR IIIx #GR #GRIIIx #GR3x pic.twitter.com/pbC0pdjpnn
フリーライティングで書いたテキストをどうするか。
見返して、実行したいことは Remember The Milk に登録、出来事は日記に書き写している。
その他の雑多なものは捨ててもいいんだけれど、ちょっと寝かせておくことにした。まとまったものは単独の Obsidian ノートに切り出す。それ以外のものは日付別のフリーライティング Obsidian ノートに残しておくことにする。
考えてみると、「思い浮かんだ瞬間にキャプチャした」か「時間を決めて思い浮かんだことを書き続けた」かの違いだけなので、キャプチャのログ(記事)と同じフォルダに入れておこう。
後日検索で引っかかって何かの気付きになれば儲けものだし、やはり価値が無いなとなったらその時に削除すればいいかなと。
[ ユビキタスキャプチャ ]
ゴールデンウィーク3日目。お昼ぐらいから雨が降り出した。
収納に向けて加湿器を掃除したり、天気が悪いので洗濯物を干していないベランダに面した窓と網戸を掃除したり。
Obsidian mobile は編集画面が特殊なのかテキストの範囲選択がしづらい。Gboard のテキスト編集機能も使えない。
範囲選択しやすい Jota+ で Obsidian ノートを編集できるように設定を整えなおしてみた。同期は Obsidian Sync に任せるので、この機会に Jota+ の各種コネクタをアンインストール。
それから4月に設定した Gmail へのメール転送がうまく届かないことがありちょっと困っている。Gmail へのメール転送が届かない(拒否される)ことがあるのはずっと昔からなので仕方ない。直接転送しないでいったん別のメールボックスに転送し、そこから POP3 取得させることにした。このやり方だと Gmail のメール取得サイクル次第で届くのが遅れるのがネックではあるけれども、もうちょっと確実なので。
Shibuya 2111#photography
— Naney (@Naney) May 4, 2022
RICOH GR IIIx #GR #GRIIIx #GR3x pic.twitter.com/VU4YSFW3he
日脚が伸びた。夕焼け。#photography#Pixel4 pic.twitter.com/SMCNiQ85MD
— Naney (@Naney) May 6, 2022
Google I/O 2022 で Pixel 7 と Pixel 7 Pro の予告があったんだ。使っている Pixel 4 が今秋で満3年。気に入っている機種だがそろそろ新しいのが欲しい。当たり機種だといいな。
Pixel 7 と Pixel 7 Pro のカラーに Obsidian がラインナップされるようだ。Obsidian カラーの Pixel 7 で Obsidian mobile したい。
今日も良い一日を。#photography
— Naney (@Naney) May 11, 2022
RICOH GR III #GR #GRIII #GR3 pic.twitter.com/LZWu8IQ3hs
思い浮かんだ整理前の考えを書き留めてオープンにしておく場所を見直した。
公開ワーキングノートサイト nNodes のノートに対して、書き足したいけれどもまだ頭の中で整理しきれていないようなことが出てくる。対になる非公開ノートを作ってそこに書いたり、雑記帳ノートにいったん書いたりしているが、分離していることででノートの見直しがしにくかった。 Obsidian Publish で callout ブロックが使えるようになったので、 random thoughts レベルと示した上で同じノートに書いておくことにする。
3月末に作った個別のノートにするほどではない事を書く雑記帳ノートを見直して独立した Random Thoughts ノートとした。
Google Chrome のホームボタンや新規タブで表示するページとして設定していた Things to Keep in Mind ノートを Top of Mind ノートに統合・削除し、 Random Thoughts ノートを代わりに設定。Web ブラウザを使っている時にちょくちょく意識できるようにした。
Obsidian プラグイン QuickAdd でさっと書き込めるようにも設定。Twitter より気楽な場所として書き出したり書き換えたりしていくことにしよう。
Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。
※本サイトの内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。