Twitter 上で要チェックなポストは、今年の4月から MAILPIA でケータイにメール通知するようにしていた(記事)のだが、最近メールが届かなくなってしまった。 フィードを変更してみたりメールアドレスを変えてみたりしたが駄目。 他に良さそうなフィードメール通知サービスが無さそうだったので Plagger を使うことにした。
Plagger は以前途中までインストールしようと思ったのだが、依存 Perl モジュールが多くて途中でやめてしまった。 今回は目的があってインストールするので、頑張ってインストールした。
インストールするホストに libxml2 と OpenSSL が無くて必須モジュールが入らなかったので、これを別途インストール。 Plagger は Subversion リポジトリの trunk をチェックアウトしてインストール。 依存 Perl モジュールは CPAN から。
ケータイ向けにテキスト形式のメールを送る Publish プラグインは Web で見つけたものを流用。まずは以下の3つレシピを cron で 10分毎に実行するように設定した。 メールは基本的に Gmail アカウントに送ってフィルタでケータイに転送。 うまくいっている感じ。
Plagger で Twitter にログインして replies API にアクセスするようにもできるけれどパスワードを書いておきたくないので、先月作成した CGI スクリプト(記事)経由で取得することにした。
[Twitter] ↑ [replies.atom さらし CGI スクリプト] ↑ [Plagger (cron で 10分毎)] ↓ [Gmail] ↓ [ケータイ]
Plagger で直接各 Twitter-ers のフィードを取ってこれるけれど、10分毎にアクセスするほどでもないので、Google リーダーに Twitter-ers のフィードをフェッチさせてタグでたばねて公開したフィード経由で取得することにした。
Plagger のレシピをいじらないで Google リーダー上で Twitter-ers を追加・削除でき、Google リーダーでもポストを読めるというのが利点。 ポストが少ない Twitter-er のフィードは Google リーダーが巡回頻度を下げるのでタイムラグが大きくなることがあるのが欠点。
[Twitter] ↑ [Google リーダー] ← [Web ブラウザ (設定・チェック)] ↑ [Plagger (cron で 10分毎)] ↓ [Gmail] ↓ [ケータイ]
外出先などで、居場所やイベントの情報を Twitter でチェックしたい時がある(役に立つかどうかは別として)。 ケータイから定期的に検索かけるなんてありえないので、メールでプッシュしておいて(気がむけば)読むぐらいにしておきたい。 キーワードの設定・管理については、操作・サーバ実装とも楽したい。
Twitter 関連ということで頻繁にケータイでアクセスして画面に出ている MovaTwitter を活用したい。 ということで MovaTwitter のクリボーに「アクセス keyword」と書くことで検索キーワードを指定できるように組んでみた。
[MovaTwitter クリボー] ← [ケータイ (キーワード書き込み)] ↑ ↑ クリボーのフィードを読んでキーワードを取得 ↑ [CGI スクリプト] → [twitter検索] ↑ [Plagger (cron で 10分毎)] ↓ [Gmail] ↓ [ケータイ]
いまさらだけれど、Plagger 便利だな。 とっかかり(インストールと概要理解)がちょっと難しいけれど、それを乗り越えてしまえば Perl なんでどうとでもなるという感じ。
1発で通らなかったので、インストールした時の記録。
tar zxvf openssl-1.0.0a.tar.gz cd openssl-1.0.0a ./config make make test make install
tar zxvf curl-7.21.2.tar.gz cd curl-7.21.2 ./configure --with-ssl=/usr/local/ssl --prefix=/usr/local make make install
tar jxvf git-1.7.3.1.tar.bz2 cd git-1.7.3.1 ./configure --prefix=/usr/local --without-openssl make make install
新しい開発プロジェクトでは Git + Redmine を使おうと思う。 で例により使えるのが Red Hat Linux 8.0 サーバなので対応する Ruby やライブラリを含めてソースコードからビルドしてインストールしたのだが、ちょっとハマったのでメモ。
システムにインストールされている OpenSSL を(パッケージがなくアップデートできないので)残したまま、新しい OpenSSL をいれて使うのだが Ruby でこれを使えるようにする方法に辿りつくまで8割の時間を費した。
OpenSSL のデフォルトである /usr/local/ssl へビルドしてインストールする。
tar zxvf openssl-1.0.0b.tar.gz cd openssl-1.0.0b ./config shared make make test make intall
何も指定しないと共有ライブラリ(so)がビルド・インストールされないのが落とし穴。
後は /usr/local/redmine 以下に Redmine に必要なものを入れる。
tar jxvf ruby-1.8.7-p302.tar.bz2 cd ruby-1.8.7-p302 CFLAGS='-I /usr/local/ssl/include' \ LDFLAGS='-L /usr/local/ssl/lib -Wl,-rpath=/usr/local/ssl/lib' \ ./configure --prefix=/usr/local/redmine --enable-rpath make make install
大きな落とし穴は Ruby に含まれている ext/openssl。 OpenSSL 用の共有ライブラリが作られるのだが、いくらやってもこいつが /lib に入っている古い OpenSSL 共有ライブラリの方をリンクしてしまい /usr/local/ssl/lib の方をリンクしてくれない。
configure や make 時に LD_RUN_PATH やら -rpath を指定しても効かないし、ext/Setup で openssl を静的に指定しても駄目だし。
結局 configure.in を眺めて AC_ARG_ENABLE(rpath, ...) があるのを発見して --enable-rpath したところようやく -rpath が共有ライブラリのビルドに反映されるようになった。
30m ぐらいの深さの大きい落とし穴。
/usr/local/redmine に Ruby が入ったので必要なものを入れていく。 確実にそこの Ruby を使うようにしばらくは /usr/local/redmine/bin 以下を絶対パス指定で作業。
tar zxvf rubygems-1.3.7.tgz cd rubygems-1.3.7/ /usr/local/redmine/bin/ruby setup.rb
Redmine のデータベースは一番お手軽な SQLite を使う。これもインストール。
tar zxvf sqlite-amalgamation-3.7.3.tar.gz cd sqlite-3.7.3 ./configure --prefix=/usr/local/redmine make make install
Ruby から SQLite を使うためのライブラリをインストール。
/usr/local/redmine/bin/gem install sqlite3-ruby -- --with-sqlite3-dir=/usr/local/redmine
SQLite のありかを示す --with-sqlite3-dir を -- の次に指定するというところに気がつくのに浅い落とし穴。
Redmine のインストールの説明では Passenger を推奨しているようなので入れてみる。
/usr/local/redmine/bin/gem install passenger
OK。しかし Apache モジュールを
/usr/local/redmine/bin/passenger-install-apache2-module
でインストールしようとすると失敗。Apache の dev 系のファイルがシステムに入っていないので、それはそうだな。しかし Passenger のコマンドは寡黙ではなく何が駄目で何をすべきかきちんと表示してくれるのでわかりやすい。
この落とし穴は、横を通って回避。
Passenger のインストールで最新の Rack が一緒にインストールされるのだが、Redmine には新しすぎて後の手順でエラーで止まる。 ので、ここで 1.0.1 にダウングレードしておく。
/usr/local/redmine/bin/gem install rack -v 1.0.1
これは皆が知っている落とし穴。
ようやく Redmine のインストール。 展開するだけ。
tar zxvf redmine-1.0.3.tar.gz mkdir -p /usr/local/redmine/var/lib mv redmine-1.0.3 /usr/local/redmin/var/lib/redmine
以下 /usr/local/redmine/var/lib/redmine で作業。
cd /usr/local/redmine/var/lib/redmine
config/database.yml を作成する。SQLite を使うように設定。
production: adapter: sqlite3 database: /home/naney/var/redmine/redmine.db
データベースは定期バックアップのある自分の home 以下に。
makdir -p ~/var/redmine
config/email.yml を作成する。今回は専用の redmine@example.com を作成して、その SMTP サーバ/アカウント経由で送信するようにする。
production: delivery_method: :smtp smtp_settings: address: smtpserver.example.com port: 25 domain: redmine.example.com user_name: "redmine@example.com" password: "mypassword"
必要なファイルやらデータベースの初期化やらを行う。
/usr/local/redmine/bin/rake config/initializers/session_store.rb /usr/local/redmine/bin/rake db:migrate RAILS_ENV=production /usr/local/redmine/bin/rake redmine:load_default_data RAILS_ENV=production
最後のコマンドでは言語を選ぶプロンプトが出るので ja を指定。
Apache 経由ではなく Passenger スタンドアローンで Redmine を使ってみる。
/usr/local/redmine/bin/passenger start
失敗。途中の処理で rake が見つからないという。
PATH=/usr/local/redmine/bin:$PATH passenger start
やっぱり失敗。自動的にダウンロードした ngix のビルドに失敗しているっぽい。 落とし穴。
/usr/local/redmine/bin/ruby script/server webrick -e production
Redmine 的には 本番向けではない WEBrick は無事起動。
http://インストールしたサーバ:3000/
にブラウザにアクセス。Redmine のページが見えたよオッカサン! admin:admin でログインしてあとは Web ブラウザから設定。 Git リポジトリの連携もすんなり。
やったね。
WEBrick で使い続けるなら script/server 起動時に -d オプションを指定する(記事)。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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