入社してから社内情報共有の一環として
といろいろ手をつけてきた。 次に狙っているのは SBS である。
Wiki や社内 Blog に書くほどではないけれどメモ程度にブックマークしておきたい URL を、気軽に晒せるようにするのが目的。
はてなブックマークのような公開サービスは
という点から、今回は利用できない。
ということで社内に SBS を設置したい考えている。
最初は Scuttle にしてみようと思ったのだが、PHP ベースであるのと MySQL を使うというところで気遅れしている。 いや SQLite でもいけそうらしいということで、実は Debian でちょっと試そうとしたのだが、テーブル作成の SQL が MySQL 用で、これを修正するのが面倒なので断念。
次に Perl + SQLite で動く Rubric を試してみることにした。
Rubric は CPAN にあがっているので CPAN.pm から install Rubric でインストールできる。 モジュールをインストールしたら、セットアップ。
これで OK。
rubric.cgi にアクセスしページが表示されればひとまず成功。 メニューの「register」から、ユーザ登録する。 確認用のメールが届くはずだが、面倒くさいのでこれを待たずに
rubric user -a ユーザ名
でアクティベートする。
Rubric の HTML フォームからのブックマーキングは成功し、うまく動いているようである。 ただし、日本語の処理はどうもよくない。 title や description が化ける。 惜しい。
基本的には UTF-8 ベースでうまくいきそうなのだが、どこかで化けるようだ。 ちょっと手を入れれば直るかなと思ったが、化けるところと化けないところとがあるので逆に直す場所が多そうなので今日はやめておくことにした。
とりあえず Rubric はおいておいて、他のものも試してみることにするか。
FOMA 端末から使いたいけれど使えてないものに、Google リーダーと Google ドキュメントがある。どちらもモバイル版があるのだが、iモードには対応していない。 フルブラウザなら使えるのだろうか? でも仮に使えたとしてもそのためにパケ・ホーダイフルにするのも躊躇するところ。
Google Mobile Proxy を使うと PC 向けサイトがいろいろ見られるが、残念ながら Google 自身のモバイル向けサービスは通らないようになっている。
ということで以前から試そうと思っていた「PCサイト->携帯変換スクリプト PC2M」を設置してみることにした。 結果的には Google リーダーは外出先で時間のある時などにフィードを読むのには十分使えるという感蝕。Google ドキュメントは文書については、緊急時に参照するぐらいには使えそうといった感じだ。
各サービスを試してみた状況は以下。
PC2M で http://www.google.com/reader/m にアクセス。 ログインすると Google リーダー ホームでは、順番に未読を読んでいくことができる。 読んだ記事についてスター付けたり未読のままにすることもできる。
PC2M 経由のせいかどうかわからないが、アクセスキーが使えないのがちょっと残念。
PC2M で http://docs.google.com/m にアクセス。 ログインすると Google ドキュメント ホームでは、更新日時順にドキュメントがリスト表示される。 文書は読める。スプレッドシートは列ごとに部分部分で見ることができるが、実用的ではない。文書の編集もできなかった。
PC2M で http://www.google.com/notebook/m にアクセス。 ログインするとラベル毎にノートのリストのページに飛べる。 そこから各ノートを見たりノートした先のページ(これも PC2M 経由)で閲覧できる。 ノートについては追加可能。再編集は不可。
PC2M の設置は PHP 慣れしていない自分にも簡単で、ささっとできた (Debian GNU/Linux etch)。
以下 www.example.com (仮) バーチャルホスト (/var/www/www.example.com (仮)ディレクトリ)に入れた流れ。PHP 用 GD が入っていなかったので入れておく。
apt-get install php4-gd cd /var/www/www.example.com unzip /tmp/pc2m-0.9.22.5.zip ln -s pc2m-0.9.22.5 pc2m cd pc2m chmod 707 data cd /tmp unzip /tmp/pearpack.zip cd pearpack mv PEAR.php HTTP Net XML /var/www/www.example.com/pc2m
http://www.example.com/pc2m/_check.php にアクセスして動作環境チェック。
cd /var/www/www.example.com/pc2m rm _check.php
http://www.example.com/pc2m/pc2m.php にアクセスして使ってみる。 で動作確認。OK なので http://www.example.com/pc2m/ でアクセスできるようにしておく。
emacs /var/www/www.example.com/pc2m/.htaccess DirectoryIndex pc2m.php を追加
YAPC::Asia Tokyo 2010 でノベルティとしてもらった mixi FRISK ケース、けっこう気に入っていて中身を交換しながら使っていたんだけれど、ちょっとユルくなってきちゃったんで
YAPC::Asia Tokyo 2010 でもらった mixi FRISK ケースの固定が甘くなったので今の FRISK が無くなったら終わりにする。 http://twitter.com/.../24761769255763968
って Tweet したらなんとミクシィの CTO ニール佐藤氏 (@nealsato)から
@Naney オフィスに遊びに来ていただければ交換に応じます! http://twitter.com/.../24764299335438336
との @ が! マジスカ!
もう行きます行きます! 会社休んで FRISK ケースもらいに行きます! ということでさっそくアポイントメントいただいて遊びに行ってまいりました。
また Tweet を見かけてくださったミクシィの山下秀孝氏 (@weboo)も声をかけてくださって一緒にお会いいただきました。
17階にあるミクシィ受付は明るくて開放的で都心方面を見渡せる絶景フロア。 受付には綺麗なオネーサンがいて(行くまで、きっとタッチパネルとかそんなので呼び出すんだと勝手に想像してた)応対していただきました。 大きな会社でよくある受付での用紙記入があり、目的欄があったので「FRISK ケース交換のため」と書いてみたかったんだけれど会社名と名前を書いたところで「それで結構です」と止められてしまい、ちょっと残念。
ニール氏・山下氏と初対面のご挨拶をした後(あ、Inkscape で作った Twitter 名刺をお渡しした最初の方になります)、念願の mixi FRISK ケースを頂きました(2つも)。それとボールペンとシールも。ありがとうございます!
@Naney 技術ネタのお話し相手をしていただければ是非! http://twitter.com/.../24767513728389120
というのを真に受けていろいろお話を伺わせていただきました。
ニール氏の最初のコンピュータが PC-8801mkII で独学で BASIC やアセンブリ言語を学んでプログラミングされたとのこと。
ちなみに私は初めて PC に触ったのは PC-6001 あたりぐらい。初めて買ってもらったのは PC-88VA2 でした。プログラミング言語はやはり BASIC から。その次は C 言語そして C++ 言語へ。アセンブリ言語はちょっとかじったぐらいでした。 それからニール氏は PHP の国際化プロジェクトの立ち上げにも関わられたとのこと。知らずに PHP dis ってしまってゴメンなさい。
山下氏は OpenSocial などにお詳しい方です。なんと nDiki を数年前からご存知だったとのことで非常に光栄でした(今はメンテしてなくて止まっているエセライブカメラもご存知でした)。
ランチもご馳走になってしまい、ノベルティともどもありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ちなみに確認してみたら mixi への登録は2004年11月19日でした。もう6年以上になるんですね。 登録の2日後にmixi 用画像アップローダを作り、9日後にmixi の写真にメッセージを自動的に埋めこんで他人のページにネタをねじこむとかやってました。
ランダムアクセスして足あとがどれぐらい増えるのかとか試して、しばらくして警告メールを受けとったりもしましたが時効ですね。
8月最後の週末を今年は YAPC で(8月開催は会場の都合だったらしい)。開催が決まった時は過去の9月・10月開催に比べて、暑くて大変なんじゃないかなーと思っていたんだけれど、一昨日ぐらいから急に涼しくなって、例年とあまり変わらない感じ。今日は雨も降らずに快適。
昼休みから戻って Red Bull を1本もらって飲んだ後は、ホールのロビーで lapis25 氏とまったりサービスを今後どうしていけばいいかの談議をしたり。
ベストトーク賞が PHP についてのトークというのも YAPC らしいいい結果だと思う。
あと今年は GaiaX 新卒の方たちが頑張っていたのが印象的。毎年勢力図が変わるのもちょっとずつ新陳代謝があって良いね。
今年は Go・Docker あたりの学びと刺激を得ることができた。
感謝。
不勉強で Docker 触ってこれていなかったので、いい入門になった。
@uzulla 氏の安定のトーク芸。
(A Tour of Go やってた。)
デスクトップアプリケーション開発時代に回帰している印象。昔は普通だったものが Web 時代の開発者には新しいチャレンジだというところが、自分的には新鮮。このあたりは10年とかのサイクルでいったりきたりするのかなぁ。
Hadoop とかそのあたりの話。
やなせたかし氏が書いたものの中からPHP研究所が編集・制作した1冊。PHP研究所編ではあるが、中身はやなせたかし氏の言葉で語られたものである。「人を喜ばせる」ということについて探していたらこの本に巡り会った。
まえがきに
人生の最大のよろこびは何か? それはつまるところ、人をよろこばせることだと思った。「人生はよろこばせごっこ」だと気づいたとき、とても気が楽になった。 p.5
とある。そして
ひとはひとをよろこばせることが一番うれしい。 p.68
と書かれているのを読んだ時になにかほっとした気分なった。やなせたかし氏が「よろこばせごっこ」と呼んでいるのをみて、自分がマイクレドにしている「出会った人をハッピーに」もなかなかいいんじゃないかなと思えてきた。
あるとき目の前の席が空いた。 p.38
最近になってわかってきた気がする。若い時はもうキャリアパスについて早く登りたいと思いがちなんだけれど、こう「席が空く」っていう感覚の時は実際にあるんだなと。もちろん氏が「『継続は力なり』というが、あきらめないでひとつのことを思い込めてやり続けていると、ちゃんと席が空いて、出番がやってくるものなのだ。」(p.39)と言う通り、きちんと取り組み続けた上での話なんだけれどね。
悪人を倒すことよりも、弱い人を助ける。 p.104
まじシビれる。正義とは何か。アンパンマンという作品を通したやなせ氏の哲学の深さに改めて驚かされた。深いよ、アンパンマン。
今日最終回だった「ハピネスチャージプリキュア!」でも、ちょっと意味合いは違うんだけれど悪者を倒さなかった。
愛だよ愛。
そしてやなせ氏もまた、笑顔の大切さについて語っていた。「笑いは人の心をひとつにする。ものごとをおもしろがったり、ウイットやユーモアに富むというのは、非常に大事なことなのだ。」(p.151)
「遊び心を入れる。」のやはり大切なんだよね。
「やなせたかし 明日をひらく言葉」、さらっと読めて勇気がもらえるいい本だった。
今年もやってまいりました YAPC::Asia Tokyo の前夜祭。
今年は東京ビッグサイトです。渋谷のオフィスからは埼京線からのりんかい線直通で一本で行けるので楽々。なんだかんだ順調で開場時間である 18:00 過ぎぐらいには着いてしまいました。3年前から毎年事前に Foursquare のスポットを作っていますので、今年も忘れず作っておきました。
開場は東京ビッグサイトの会議棟。久しぶりに長いエスカレータを上って逆三角形のフロアへ。受付にはダイバーズの YYC の垂れ幕があっておぉっとなりました。YYC も Perl なので違和感はありません。
今年は前夜祭から2トラックといきなりゴージャス。人数が増えたので以前みたいなゆるふわな感じではなくて、もう前夜祭からがっつりトークを聞くという雰囲気でした。参加側としてはゆるい一体感がちょっと感じられなくなりましたが、そのかわりしっかりトークを聞けたかなという感じです。前夜祭参加者数が500人を超えたということですごいですね。
YAPC::Asia Tokyo 2015 を通して参加者のマナーが良かったなと感じたのは、スマートフォンのシャッター音がほとんど聞こえなかった点です。2月の Developers Summit 2015 はシャッター音がひっきりなしでウザかったわけですが今回はぜんぜん気になりませんでした。このあたりはコミュニティの違いでしょうか。
最初のトークは Ruby の話です。ちなみに裏のトークは PHP でした。YAPC らしいです。
Ruby Committer らの開発者コミュニティの話などを含む、Ruby 言語開発の話。言語開発の話ではありますが、規模は違えど他の OSS 開発と大きく変わらなさそうというのが印象でした。このあたりは次の次の @tagomoris のトークともつながるところを感じました。
はてなブックマークにおける検索技術・自然言語処理技術についての話。
トピック生成に Elasticsearch の Significant Terms Aggregation を使っているというのが興味深かったです。Elasticsearch でいろいろできるんだなと。
トピックタイトル生成については Cabocha の係り受け解析を使って文圧縮をしているとのことです。この辺り、技術的には非常に面白いですね。ただ、ニュース職人が工夫して限られた文字数でキャッチーな見事なタイトルをつけているのをみると、(トピック数や効果を考えると)ビジネス的には人力でやった方がいいケースも多いのではと思いました。
OSS ってネイティブかどうか(内部プロダクトを切り出したものか、最初から広く使われるものを考えて作ったものか)がありますよねというのが一番刺さりました。そもそもどういう思いで公開するかによって、その後のメンテナンスやコントリビューション受け入れのスタンスが全然違うものになるなと。
今日は @lapis25 氏と会って例年通りサービスの話をしてりしてました。
終わってからはまっすぐ帰宅して、ほぼ最後の方だった花輪ばやしの中継をちょっと観たり。 明日1日目は会社を休んで朝から参加です。他の人とも会えるといいなと思います。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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