先週 IDEA*IDEA で紹介されていたプレゼンテーションソフトウェア「Impressive」が良さそげだったので、少しずつ触ってみている。
PDF ファイルでプレゼンテーションできるので、PowerPoint / PowerPoint Viewer 不要。PowerPoint の互換性による見えの違いも気にしなくて済む。
Python で書かれているが Windows 版のバイナリパッケージが用意されていて、配布されているパッケージを展開するだけで使える。ポータブルアプリケーションとして、USB メモリに入れておけばいつでも使える。
impressive.exe に PDF ファイルをドラッグ&ドロップすることで起動できるが、プレゼンテーション時にそれをやるのはちょっとスマートではない。 引数に PDF ファイルを指定して PStart あたりから起動するのがいいと思う。
ページ遷移が格好良い。OpenGL を使ったエフェクトで PowerPoint にはない一味違った表示ができる。
PDF ファイルのファイル名が slide.pdf ならば同じディレクトリに slide.pdf.info というファイル名で設定ファイルを書いておくと、実行時に一緒に読み込んでくれる。 めくる感じのエフェクトでページ遷移させるならば、以下のようなファイルを用意しておく。
# for Impressive AvailableTransitions = [ PageTurn ]
また Tab キーを押すことで全スライド一覧表示に切りかわるのだが、これがズームですっと表示されるで格好良い。見れば良さを実感すること請け合い。
起動すると impress!ve ロゴが表示されるのだが、その後最初のページが表示されるまで少し時間がかかる。 最初のページのロードが終わるとスライドショーが始まるのだが、自分はその前に impress!ve ロゴ画面でつい1ページ送ろうとマウスの左ボタンを押してしまった。 そうすると入力がバッファリングされていて、開始後2ページ目までに飛んでしまう。 この点については注意が必要だ。
特徴はこんな感じ。PowerPoint ラブではない*1ので、今後プレゼンテーションの際は使っていきたい。
*1とはいえ明日のプレゼンテーション資料は PowerPoint で作って PDFCreator で PDF ファイル化したのだけれども。
ちょっとした仕様のドキュメトを書くのに、久しぶりに reStructuredText を使いたくなったので、Windows XP BOX に環境を用意した。
まず Python をインストール。公式サイトから python-3.1.2.msi をダウンロードしてインストール。インストール先は c:\usr\local\Python31 に。
次に reStructuredText 形式ファイルを HTML 形式ファイルなどに変換するツールが含まれている Doctils wを公式サイトから取ってくる。docutils-0.7.tar.gz をダウンロード。アーカイブを展開したら setup.py のあるディレクトリで
c:\usr\local\Python31\python.exe setup.py install
を実行。これでインストール完了。これ例えば reStructuredText 形式で書いてある mydoc.txt ファイルを HTML 形式ファイル mydoc.html に変換するには
c:\usr\local\Python31\python.exe c:\usr\local\Python31\Scripts\rst2html.py mydoc.txt mydoc.html
で OK。必要なら docutils.conf ファイルを作って --config オプションで渡してあげる。環境にあわせて rst2html.bat を作っておけば、Windows でもまずまず reStructuredText を使えるはず。
ちょっと JavaScript コードを書く機会が増えてきそう。 そうなると、Perl コードを書く時には perltidy が手放せないように、JavaScript ソースコードフォーマッタが必要だ。 なのでとりあえず検索してよくひっかかってきた JS Beautifier を使ってみることにした。
JavaScript で書かれたバージョンと Python で書かれたバージョンがあって、後者の方はそのままコマンドラインからの呼び出しできるようになっているので、それを使うようにしてみる。
手元の環境だと Python の dev 系のファイルがインストールされていなくて setup.py が通らないので、Python からマルっと入れた。
$ tar zxvf Python-2.7.3.tgz $ cd Python-2.7.3 $ ./configure --prefix=$HOME/local/python-2.7.3 $ make $ make altinstall
で Python をインストールしたら JS Beautifier をインストール。
$ git clone https://github.com/einars/js-beautify.git $ cd js-beautify/python $ $HOME/local/python-2.7.3/bin/python2.7 setup.py install
$HOME/local/python-2.7.3/bin/js-beautify がインストールされる。PATH の通ったところにシンボリックリンクしておく。
あとは Emacs から実行できるように設定。
(defun js-beautify-region() "Run js-beautify on the current region." (interactive) (save-excursion (shell-command-on-region (point) (mark) "js-beautify -i" nil t)))
を設定しておいて、整形したいところをリージョン選択してから M-x js-beautify-region を実行するとその範囲を整形してくれる。
ちょっと使ってみた範囲では、大外ししてインデントメチャクチャとかは無かった。perltidy ほど賢くない感じだけれど、これで一貫したスタイルで書けるようになるのでいい感じかな。
reveal.js でスライド作ったんだけれど、そういえばと思って Firefox と Internet Explorer で表示確認したらまともじゃなかった。Google Chrome で確認しながら作っていたので気がつかなかった。むむむ。もしかしたら HTML 的にシンタックスエラーがあって崩れている部分があるのかもしれないけれど。
あと Windows 上で Python スクリプトを(そのまま、あるいは実行可能ファイル(exe)化して)動かすのがちょっと流行っているので、GHC インストールした。Haskell の。Windows 版の GHC は MinGW 使ってるのか。インストールは基本アーカイブを展開するだけ OK。
Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。
nDiki は1999年1月に始めたコンピュータ日誌を前身とする Naney の Web 日記(兼パーソナルナレッジベース)です。ちょっとしたノートは nNote にあります。
※内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。