最近また YOUTRUST の話を目にすることが多くなった。「日本のキャリアSNS」と銘打つ SNS だ。とくに転職・副業意向が無いのと、まえに会員登録しようとしたら Facebookアカウント連携が必要だったのとで以前見送っていたのだ。
今日見てみたらいつの間にかメールアドレスでも登録できるようになっていたので、会員登録してみた。
登録すると友達0人だけれど、Twitter で著名な業界人の方や YOUTRUST の中の人ぽいアカウントの投稿がフィードに流れてきていた。「人け」を醸し出すのを意識した表示制御がされているっぽい。
ぱっと見た感じ、シンプルな LinkedIn といったところなのかな?
「副業・転職意欲」は現在の所属に公開されないとなっていてなるほどそうだよねと思いつつも、所属は削除できるようだし、あまり意味のない deny 仕様な気はする。
YOUTRUST 会員登録してみた。https://t.co/MjBzC3ta6c
— Naney (@Naney) September 1, 2021
Twitter で会員登録報告 Tweet したら数名の YOUTRUST の中の人からいいねいただき、勢いを感じた。全力で取り組んでいる雰囲気が感じられて素晴らしいな。
そうそう「YOUTRUST」ってタイピングするとスペルが正しいか不安になるのはどうしてなんだろう。
『Hacking Growth グロースハック完全読本』を読む会の第4回目。前回 第2章の前半で時間を使い切ってしまったので今回は第2章の後半だ。以下2回分のまとめ。
第2章は「プロダクトの渇望度を測る」。
グロースするには大前提として顧客に愛されるプロダクトでなくてはならない。価値あるプロダクトであり、顧客がその価値を感じた瞬間「アハ体験(本書ではアハ・モーメントとも)」に愛が生まれる。
プロダクトのコアバリューとユーザーのアハ体験を見つけるのは容易ではないが、プロダクトが「マストハブ」であると思われているかどうかは、著者であるショーン・エリスが開発したユーザーアンケート「マストハブ・サーベイ」と顧客維持率測定によって判別できるという。
プロダクトのコアバリューとアハ体験が発見できておりマストハブなプロダクトであれば、グロース実験へ進むことができる。
そうでなければ追加のユーザー調査(顧客インタビュー・実施調査・試作品・文言変更実験・プロダクト変更実験・ユーザーデータ分析)を通して、まずプロダクトのコアバリューとアハ体験を探すことになる。
プロダクトのコアバリューが無いままにバイラル性を作り込んで一時的にグロースすることができても結果失速してしまうであろう。
『たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング』でも良いプロダクトでなければプロモーションを工夫しても限界があると述べられている。
ただし SNS ではそう単純な話ではない。
プラットフォームの利用者がコアバリューであるソーシャルネットワークサービスなどは例外
と括弧書きで小さく書かれているのを見落とさなかった。 そうそう、 SNS にとっては多くのユーザーがいる事自体が大きな価値なんだよね。
すでにプロダクトがあり顧客があるならば、プロダクトのコアバリューとアハ体験を発見するためにプロダクト上で実験したりユーザデータ分析したりできる。
ユーザーデータ分析については「顧客体験のあらゆる側面からデータを集めて細かく分析」するために「適切な追跡機能を付加」し「ユーザー行動の緻密な全体像に仕上げ」て、ロイヤルユーザーに特徴的な行動を見つけるとある。分析を通じた予想外の発見のためにもデータ収集と実験が必要だという。
プロダクトが小さい初期段階ではデータ収集処理を網羅的に仕込んでいきやすそうだが、有限の資金と時間の中で進めていかなければならないだろうから、ほとんどの場合取捨選択が必要だろう。
「予想外の発見」とは結果である。予想できないからと闇雲にデータを集め眺めていてはいくら時間があっても足りない。やはり仮説思考で進めるべきだ。
東急ハンズ 公式 Twitter アカウント @TokyuHands 担当者(中の人)による、東急ハンズ流企業 Twitter アカウントの運用についての本。
Twitter はコミュニケーションツールであるとして、コミュニケーションを通じたブランディングを目的としてどのように取り組んでいるかが本書では紹介されている。Twitter 特有のスラングには解説が添えられており Twitter に詳しくない人でも理解しやすい。
友達感・リアルタイム感など、フォロワーとの関係性とコミュニケーションを大切にして運用していくためのポイントが盛りだくさんだ。特に同様のスタイルを目指している企業 Twitter アカウントの担当者にとって大いに参考になる1冊だ。
本書を参考にしても、中の人の個性を出していけば @TokyuHands とはまた違った愛されるアカウントになっていくだろう。
セガグループ・東急ハンズ・キングジム・井村屋・タカラトミー・タニタの企業 Twitter アカウントを運用している中の人にスタンスや事例などを伺いまとめた『自由すぎる公式SNS「中の人」が明かす 企業ファンのつくり方』(記事)では他のコミュニケーション重視の他の Twitter アカウントの話も書かれているので合わせて読むのがおすすめ。
Instagram や Facebook などソーシャルメディア毎に特性があり、SNS 運用にはそれぞれに合った適任者が必要だと本書では述べられている。
つまりはコミュニケーション重視の Twitter アカウント運用にも担当者の向き不向きがあるという訳ではある。『シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略』(記事)で述べられているようなスタイルなどもあるので、ブランドと担当者に合わせてアカウント運用方針を立てていくのがベターだろう。
[ 読書ノート ]
スクエア#photography
— Naney (@Naney) October 3, 2022
RICOH GR III #GR #GRIII #GR3 pic.twitter.com/8SQyCPzR19
( https://suzume-tojimari-movie.jp/ より)
11月11日公開の『すずめの戸締まり』をようやく映画館に観に行き、 SNS mixi の画面が登場するのを確認してきた。自分たちが運営しているサービスが新海誠監督作品にちらりとでも登場するのとても嬉しい。ちなみに『小説 天気の子』にも mixi というワードが登場してちょっと嬉しかったりする。
『君の名は。』『天気の子』に続く自然災害と神話を軸としたストーリーで「天体」「気象」ときて今回は「地震」。東日本大震災をメインに大地震にかかわる地を舞台に話が展開していく。今回も「私たちだけが知っていることわりに対峙し、人知れず世界を守っている」というフレームで、登場人物らと秘密を共有しているような感覚をまた味わうことができた。
繊細なテーマに対して煽り立てすぎないようとても気を使いつつもエンターテインメント性もしっかり織り込まれた惹き込まれる作品であった。過去2作品に比べて過度に心を揺さぶらないように仕立てられているのだろうか、パーンとテンションが上がったり涙腺が崩れたりというようなシーンはなく、鑑賞後の余韻も穏やであった。
優しい気持ちをもらえる、そんな作品だった。
[ 映画館で観た映画 ]
はざま#photography
— Naney (@Naney) December 21, 2022
RICOH GR IIIx #GR #GRIIIx #GR3x pic.twitter.com/txFz17UbE1
giant panda#photography
— Naney (@Naney) March 2, 2023
RICOH GR III #GR3 pic.twitter.com/rIxd2aFdVU
1000個捨てるというのを始めて14日目。簡単に処分できないものの1つがリチウムイオン電池。昼休みにビックカメラの小型充電式電池リサイクルBOXに FinePix F10 のバッテリーを入れにいった。以前は簡単な箱が1つあっただけの記憶だが、今日行ったら電池種類別の3つの箱が用意されていた。絶縁用のテープも用意されており素晴らしい。
「上司と SNS でつながりたくない」というのは非常によくある話でもちろん理解もしている。今日は「つながるけれども投稿の共有範囲には含めない」というのを今まで察せていなかった事案に遭遇した。当然あることだと分かっているのに、今まで察せていなかったことにちょっと愕然とした。
The National Art Center, Tokyo #photography pic.twitter.com/11UtFxWpCx
— Naney (@Naney) September 1, 2023
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
※本サイトの内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。