後ろの席の人、Dell Precision 470 に iPod shuffle を挿したら、ファンが掃除機並みの音を立てるようになりそのまま亡くなった。
ヨドバシカメラであわてて買ってきた HDD ケースに、ぶち抜いた HDD を入れてデータをコピーしている(確認しないで最初 IDE タイプを買ってきて、もう一度店舗にいって SATA タイプに交換。そしたら部品欠品があり再度店舗に交換してもらいにいったというのは秘密)。
斜め向こうの人も Windows を再インストール中。
不吉だ。 自分も何台かバックアップを怠っているので、それぞれバックアップを再検討することにした。
特に気になっているのが Red Hat Linux 8.0 BOX のバックアップ。 以前は pdumpfs で毎日バックアップしていたのだが、バックアップ用 USB 外付け HDD がクラッシュ。新しいものを手配したのだがうまく認識できなくてバックアップに使えていない。 TeraStation PRO にそのディスクを接続してネットワーク経由でバックアップする予定つもりではいる。 で、バックアップには DAR を使おうと思ったのだが、Red Hat Linux 8.0 上でビルドできなかったのでそこで止まっていた。忙がしいこともあってその後ずっとほったらかし。
ビルドが通るようにコンパイラやライブラリのバージョン上げるのも大変なので、今回は別のホストでビルドしたものを使うことにした。 DAR はもともとリカバリ用に必要なライブラリを静的リンクした dar_static が作られるようになっている。これなら別環境でビルドしても動くはず。
Linux kernel 2.4 系の Debian GNU/Linux BOX があるので、そこで apt-get build-dep dar してから、dar-2.3.8.tar.gz をとってきて展開。
./configure --prefix=/tmp/dar make make install-strip
できあがった dar_static を dar として Red Hat Linux 8.0 BOX にコピーしてテスト。 うまく動いている感じ。
そういえば最初に DAR をいじってみたのは2005年4月なのだが、開発が進んでコマンドライン引数の指定の仕方がかわったようだ。 その時はバックアップ対象ディレクトリを直接引数として渡せたのだが、現バージョンではオプション引数として渡す必要があるようになっている。
DAR のスケジューリングとローテーションを提供する SaraB ( http://sarab.sourceforge.net/ ) もちょっと気になっている。 要チェック。
直付け HDD なら pdumpfs にするところだが、ネットワーク上の別の HDD (TeraStation PRO) 上に保存したいので、DAR でバックアップすることにしてみた。
公式サイトから Windows 版バイナリをとってきて展開。 インストール無しにすぐ使える。
Cygwin ベースなのでパスの指定はちょっと変態的だが、問題なく動作。試した範囲では日本語のファイル名も OK だった。
バックアップ先を G: としてネットワークドライブ割り当てして、C: ドライブのホームディレクトリをバックアップ。
dar -c /cygdrive/g/var/DAR/mypc/mypc-home-2009-01-13 \ -P var/Dropbox \ -P var/TrueCrypt \ -y9 -s 1G \ -R /cygdrive/c/home/naney
dar -c /cygdrive/g/var/DAR/Dine/dine-home-2009-01-13.2009-01-14 \ -A /cygdrive/g/var/DAR/mypc/dine-home-2009-01-13 \ -P var/Dropbox \ -P var/TrueCrypt \ -y9 -s 1G \ -R /cygdrive/c/home/naney
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
※本サイトの内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。