nDiki : URI::Fetch

URI::Fetch

指定したURIのページを取得するための Perl モジュール

Cache モジュールを使うと、キャッシュ機能を使用することができる。

Cache::Cache モジュールでも可だが、URI::Fetch でも Cache::Cache でもシリアライズを行うので冗長である。 無駄を避けるには URI::Fetch の、Freeze、Thaw パラメータに、素通りさせるだけのサブルーチンを指定すれば良いはず。

キャッシュを利用できる HTTP ユーザエージェントモジュールとしては、他に WWW::Mechanize::Cached、LWP::UserAgent::WithCache などがある。

関連情報

2005年10月29日 (土)

他の Web サイトの情報を URI::Fetchキャッシュ付き取得

WiKickerDiKicker でうまく他のサイトの情報を取り込んで利用できるようにしたい。 相手サイト・自サイトともに負荷をかけないように処理するには、うまくキャッシングする必要がある。

キャッシュ機能のあるPerlHTTPユーザエージェントには

などがある。

WWW::Mechanize::Cached 1.32

WWW::Mechanize::Cached は1度取得したレスポンスを無条件に1日間キャッシュする。 WWW::Mechanize のサブクラスで、便利な機能が利用できるが、キャッシュは適当。

キャッシュCache::FileCache決め打ち。

LWP::UserAgent::WithCache 0.03

LWP::UserAgentのサブクラス。 Expires、Last-Modified、Etag ヘッダを考慮して処理する。

キャッシュCache::FileCache決め打ち。

URI::Fetch 0.04

fetch サブルーチンのみを提供するシンプルなモジュール。

キャッシュは Cache 系APIのモジュールを指定する。実際には Cache::Cache 系でもOK。 Last-Modified、Etag を考慮して処理する。

前回のアクセスから一定時間はキャッシュを返すようにする機能があり、RSS や Atom フィードを取得して利用するのに便利。

今回は

URI::Fetch をチョイス。 our を使っているのでそのままでは Perl 5.005_03 では動かないが、use vars に書き換えれば問題なく動く。

[ 10月29日全て ]

2005年10月30日 (日)

はてなブックマーク上の検索結果を nDiki

5カ月ほど前はてなブックマーク上の最新ブックマークnDikiサイドバーに表示するようにしてみた。

今回は nDiki のキーワード別のページに、はてなブックマークからそのキーワードで検索されたブックマークを表示する機能を追加してみた。

取得する対象RSSが多くなり、さすがに前回みたいにローカルPCで処理して定期的にアップロードという形では無駄が多すぎるのでちゃんとサーバ上で処理するようにした。

URI::Fetch + Cache::FileCache + XML::RSS を用いて実装。 キャッシュ期間は1日に設定。キーワードページを最初にアクセスした際にははてなブックマークからのフィード取得があるので、ちょっと時間がかかるが2度目のアクセス以降キャッシュを使っている間はそれほど余計な時間はかからないはず。

自分のWeb日記とブックマークの組み合わせだと当然扱うネタが近いので、きちんと関連する情報が表示されるはずだ。 他の検索サーバのRSSフィードを利用する事も考えてはいるけど、しばらくはこれでいいかな。

[ 10月30日全て ]

2007年11月9日 (金)

Twitter ステータスを nDiki サイドバーに表示

公式の Flash 版 Twitter badge をこのページのサイドバーに表示していたが、以下の点でちょっと不満だった。

  • 「Flash, Just Me」: 自分のみのステータスを表示できるが、1度に1つのみ。キャッシュの関係で古い情報が表示されがち。
  • 「Flash, With Friends」: 自分のみのステータスを表示できない。
  • 「HTML/JavaScript」: JavaScript ファイル読み込みなので、Twitter 側が重いとページのその先のレンダリングが止まってしまう。

「自分の過去のステータスを一覧的にサイドバーに表示する」のがしたいことなのだが、ちょっとマッチしない。 ということで Twitter から RSS フィードを取ってきて、サイドバーに表示することにした。

使ったモジュールは URI::Fetch + XML::RSS + Date::Parse。 それとユーティリティとして WiKicker::HTML と WiKicker::URI。

  1. cron で定期的に Twitter から RSS フィードをとってきて、Perl スクリプトで HTML フラグメントに変換。
  2. DiKicker が読み込む(サイドバーを含む)フッタファイルに挿入。

と簡単に実装してみた。機能的には概ね満足。

今後は L:〜 や URL自動リンク化、キーワードの自動リンク化を適宜したい。

[ 11月9日全て ]

2008年3月13日 (木)

Flickr写真を自動的に Twitter アイコンにする

2週間ほど前にtwitterfeed で Flickr に写真をアップロードしたら自動的に Twitter にタイトルと URL をポストするようにしたのだが、これだと写ツみたいに画像そのものはポストされず今一歩なので、写真自体を自動的に Twitter アイコンアップロードするようにしてみた。

流れは以下:

  1. cron で定期的に FlickrRSS フィードをフェッチする (URI::Fetch + XML::RSS)。
  2. 新しい写真アップロードされていたら(最新の写真が変化していたら)、RSS フィード中のサムネイル画像 URL を抜き出して画像をダウンロードする (URI::Fetch)。
  3. 正方形に crop。それからころころ Twitter アイコンを変えると誰だかわからなくなるので、決まった画像 (今のところ自分の写真)を重ねる (ImageMagick / PerlMagick)。
  4. Twitterアップロードする(アップロードスクリプト)。

例えば今日 VQ1005 で撮影して Flickrアップロードした写真を自動的に加工させたものがコレ。

image:nDiki/2008/03/Twitter-icon-2008-03-13.jpg

なんか偽中継のような嘘臭さがあるけれど、まあだいたいアップロードした写真は自分が実際にその場にいたのだから、あながちでもないんじゃないか。

[ 3月13日全て ]

2008年8月5日 (火)

Twitter への書き込みを自動的に Skype ムードメッセージに設定する for Windows

半年ぐらい前に Skype for LinuxTwitter への書き込みを自動的に Skype ムードメッセージに設定するスクリプト(記事)を作って cron で 10分毎に更新するようにした。

Windows BOX 上 Skype を使っている時も同様にできるように、Skype4COM を使うバージョンも書いてみた。 D-Bus ではなく Skype4COM を使うようにすることと、Skype4COM にはシフト JIS の文字列を渡すようにすること以外はほとんど同じ。

Skype4COM の DLL を登録し、Skype が起動している状態で以下の Perl スクリプトを実行。

 #!/usr/bin/perl

 use strict;
 use warnings;
 use Win32::OLE;
 use URI::Fetch;
 use XML::RSS;
 use Date::Parse;
 use Encode;

 my $id = '自分の Twitter ID';

 my $time = time;
 my $fetch_response
   = URI::Fetch->fetch(
               "http://twitter.com/statuses/user_timeline/$id.rss?dummy=$time")
   or die URI::Fetch->errstr;
 my $rss = XML::RSS->new;
 $rss->parse($fetch_response->content);
 die 'no items' if @{$rss->{items}} == 0;
 my $item = $rss->{items}->[0];
 my ($sec, $min, $hour, $mday, $mon, $year, $wday, $yday, $isdst)
   = localtime(str2time($item->{pubDate}));
 my $title = $item->{title};

 my $mood
   = sprintf("$title [%02d/%02d %02d:%02d]", $mon + 1, $mday, $hour, $min);

 $mood = Encode::encode('shiftjis', $mood);

 my $skype = Win32::OLE->new('Skype4COM.Skype');
 $skype->Client->Start unless $skype->Client->IsRunning;
 my $profile = $skype->CurrentUserProfile;
 $profile->{MoodText} = $mood;

インストール済みだった ActivePerl 5.8.8.822 で動作を確認(ちなみに現時点での最新は ActivePerl 5.10.0.1003)。なお URI::FetchXML::RSS、Date::Parse(TimeDate) は標準では入っていないので PPM パッケージでインストール。

タスク スケジューラで10分毎に上記のスクリプトを wperl.exe で実行するように設定。 これで Windows 上でもさえずりをムードメッセージに設定できるようになった。

[ 8月5日全て ]

About

Naney Naneymx

Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。

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