テキストファイルベースでノート管理をするのに Mac では Ulysses や iA Writer を、 Android デバイス上では JotterPad を使っている。JotterPad は主にユビキタスキャプチャ用のフォルダを開いた状態にしているので、フリーノート用に使える Android アプリを別に欲しいところである。
しかしテキストエディタはいろいろ存在するのだけれど、ファイル一覧で中身をプレビュー表示できるものはほとんど無いんだよね。ノートアプリとして使うにはファイル名一覧では駄目で、中身がずらずらっと見られる必要があるのだ。例えば Google Keep の表示みたいに。
で、いろいろ探してみたところ以前から名前は知っていた neutriNote が、テキストファイルとしてデータを保存するタイプでしかも一覧表示でプレビュー表示で中身を横断的に見られそうなのでインストールしてみた。
(play.google.com/store/apps/details?id=com.appmindlab.nano より)
名前なニュートリノからきているらしい。
neutriNote はデバイス上に指定したローカルリポジトリ(フォルダ)にテキストファイルとしてデータを保存するので、Dropbox や Google ドライブで同期できる。
neutriNote にもオプションで「neutriNote Connector+」というアプリがあるのだけれど、 Dropbox のアプリフォルダ以下だけのアクセスタイプで作られているので自分の用途に合わなかった。
ので今回は以前から使っている FolderSync Pro で Dropbox と双方向同期させることにした。インスタント同期をオンにしておけば neutriNote で変更を加えたらすぐ Dropbox に同期させられる。Dropbox 側での変更を検知して同期することはできないので別途定期同期を設定しておくとともに、 Android デバイスのホーム画面に同期開始のショートカットを置いておいた。
ちなみに neutriNote ではファイル名が ~で始まるものは隠しファイルなので同期から除外。逆に Ulysses は .Ulysses で始まる隠しファイルを作るのでこれも同期対象から除外にした。
テキストファイルベースのノート管理というスタイルに超ハマる Android アプリだ。 常用ノートアプリの仲間入り!
[ ノート・日記はテキストファイルに ]
Ulysses for Mac の画面左側の「ライブラリ」でフィルタを含むフォルダを選ぶとその隣の「シート」リスト表示に、フォルダの中身のシート一覧に加えてフィルタで抽出されたシート一覧も表示される。単純にシート一覧だけ見たい時にちょっと不便だなと思っていた。
「作成日が7日前より新しい」フィルタを作っている時に、「作成日が10年前より新しい」フィルタを作れば実質単純なシート一覧になることにふと気がついた。これが望む一覧だ。
フィルタを活用するフォルダは最初から「全て」フィルタをも作っておくと便利だ(階層を持たないフォルダの場合)。
Web ページやローカルファイル、ノートアプリ上のノートなどをリンクさせて相互に簡単に開けるようにする Mac アプリケーション Hook というのが現在パブリックβ版として配布されているので入れてみた。
動かしてようやくどう機能するかがわかってきた。リンクしたいものに URL スキームが hook の独自 URL を発行し(すでに URL がある Web ページの場合は発行されない)、双方向の第三者リンクを作成・管理し、トラバース(リンクを辿ってオープン)できるアプリケーションなんだ。W3C の XLink が頭に思い浮かんだ。
ローカルファイルが file URL スキームの URL だと移動したらリンクが切れるんじゃないかと思ったんだけれど、ローカルファイルにも hook://file/... というファイルシステム上のパスで表されない URL が発行されるので大丈夫だった。面白い。
対応しているアプリケーション上のリソースに対するリンクを発行すれば、そのアプリケーションで開いてくれる。 iThoughtsX が入っているのが嬉しい。 Ulysses も入っていてやったーとなったけれど、実まだ不完全ぽい。残念。
アプリケーションとしては面白いんだけれど、使い勝手的にはまだまだな感じかな。
[ Mac アプリケーション ]
一昨年の8月21日に年間購読し始めたライティングアプリ Ulysses、この1年もヘビーに使い続けていたのでそのまま自動更新。
機能追加の開発も継続的に行われているのでうまくビジネスが回っているのかな。
[ サブスクリプションサービス ]
外部フォルダで、シートを「Ulysses ファイル」形式(拡張子 ulyz)での保存・管理を選べるようになった。Ulysses ファイルとして扱う設定にした外部フォルダではイメージ添付などができるようになった。
しかし Ulysses ファイルはバイナリファイルで他のテキストエディタを併用できない。自分のノート管理方針上使えない。
一方今回のアップデートでフォーマット無しのテキスト(プレーンテキスト)として表示・編集する機能が無くなってしまった(拡張子 txt のファイルも Markdown 形式として扱われてしまう)。これはかなり辛い仕様変更である。
Ulysses はすぐに \ でエスケープしてくるので気をつけないとすぐ \ だらけになってしまうんだよね。困った。
[ ノート・日記はテキストファイルに ]
Ulysses 18 for Mac になってプレーンテキストファイル編集できなくなったので、この nDiki の記事ファイル作成を含め、テキストファイル編集環境を見直し。 Emacs でもいいのだけれど、せっかくなので Visual Studio Code (VS Code)にしてみようかなと。
とりあえずリモートホスト上のファイル編集には拡張機能の SSH FS を入れればいいことがわかった。 これで Emacs みたいにリモートホスト上でも検索できるといいんだけれどな(Emacs の TRAMP でリモートホストで grep)。
Ulysses 18 for Mac からフォーマット無しのテキスト(プレーンテキスト)として表示・編集する機能が無くなったのかなり不便である。ライティングアプリ iA Writer for Mac メインに変えようかなと。
iA Writer も全て Markdown 扱いになるのだけれど、 Ulysses のように勝手に \ でエスケープされて書き換えられるといったようなことがないのでそれほど困らない。
Ulysses ではパフォーマンスの問題で nDiki の全記事の入ったフォルダをライブラリ(外部フォルダ)に追加できなかったのだけれど、 iA Writer で試しにライブラリ(ロケーション)に追加したら意外や意外、問題無く操作できた。これは嬉しいぞ。
[ ノート・日記はテキストファイルに ]
今日から12月。クリスマスツリーを飾った。今年はあまり手を出さず、だいたいやってもらった感じ。ちょっと楽ちん。飾る側も自由にやれて良かったみたい。
寒くなってエアコンをつけるようになってから一気に家の中が乾燥するようになった。10日ほど前に加湿器は出したもののまだ新しい交換用加湿フィルターを頼めていなくて使えていなかった。昨晩注文して今日お昼に届いたので早速稼働。潤うー。
最近メインで使っている iA Writer for Mac、アプリケーションを終了するとスマートフォルダ設定が消えてしまう端末とそうでない端末があってなんでだろうとちょっと困っていた。再インストールなど試しても駄目。最終的にもしかしてと iCloud Drive で iA Writer をオンにしたら保存されるようになった。 Ulysses の時も iCloud がらみで基本の挙動が変わったりしたし、何かあったらそこをチェックだな。
Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。
nDiki は1999年1月に始めたコンピュータ日誌を前身とする Naney の Web 日記(兼パーソナルナレッジベース)です。ちょっとしたノートは nNote にあります。
※内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。