私が Perl が好きな理由の一つとして perltidy が存在しているという点がある。 perltidy のソースコード整形は柔軟にカスタマイズができて、自分の好みの整形設定を作っておける。 このツールおかげで後で整形できるので、荒々しくコードを書いてガンガンリファクタリングしていくことできる。
久しぶりに C++ の開発をするにあたって、C++ の同様のツールを探してみた。 perltidy のように長い式の折り返しを適切に調整してくれる整形ツールはあまり見つからない。いくつか試したところ Uncrustify にたどりついた。
uncrustify -c /dev/null --update-config-with-doc -o ~/.uncrustify.cfg
するとデフォルトの設定が書き込まれた設定ファイルができる。 これを好みの設定に書き換えていく。
uncrustify source.cpp
とすると整形されたソースコードが source.cpp.uncrustify に出力される。
uncrustify --replace source.cpp
とすると source.cpp 自体を整形されたソースコードで置き換えてくれる。
perltidy の時の設定(記事)で OK。 shell-command-on-region では
uncrustify -l CPP -q
を実行するようにする。Uncrustify は標準入力からソースコードを渡す際にはどのプログラミング言語が指定してあげる必要がある。
好みの設定は現在模索中。 長い式の中の、引数なしの関数呼び出しの開き括弧と閉じ括弧の間で折り返されることがあってそれが気持ち悪いのだが、それ以外は好みの設定になりつつある。 もうちょっと設定いじってみて確定するつもり。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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