nDiki : Unison

Unison

Unison File Synchronizer

  • rsh/SSH/socket を利用した双方向ファイル同期化ツール。WindowsLinux などで使用可能。
  • いつも双方向に同期したい方にはおすすめ。

関連情報

2019年7月2日 (火)

Mac でファイルやフォルダのタグ付けを使ってみる

Mac ではファイルやフォルダにタグ付けできるのだけれど、主に Macファイルシステムおよび iCloud 上の閉じた世界のものなので使わないできた。けれど Ulysses でシートにキーワード(= タグ)をつけて整理してみたくなったので、同期とかどうなるのとか調べた上でちょっと使ってみることにした。

以下ちょっと確認したところ。

  • DropboxMac 間でタグを同期できる(ヘルプ)。
    • でも Android 側でファイル更新して FolderSync で Dropbox と同期するとタグは消えてしまう。
  • Unison は rsrc true (Mac 同士なら rsrc default でも) にすると同期できるみたい。同期先が対応していないファイルシステムの場合は ._AppleDouble ファイルが作られる。
  • Google ドライブはタグを同期しない。
[ 7月2日全て ]

2019年12月14日 (土)

Mac での双方向ファイル同期に FreeFileSync を使う

MacBook Pro の内蔵 SSD の容量がいっぱいになってきたので NAS にオリジナルを移動し、そのバックアップとして新しく買った外付け SSD を使うことにした。NAS 上のフォルダと MacBook Pro に接続した外付け HDD 上のフォルダを同期するのに今回 FreeFileSync を使うことにした。

ちょっと古風な UI だけれど良くできている。操作として

  1. 比較ボタンを押して2つのフォルダを比較する。
  2. 同期処理内容を確認してから、同期処理ボタンを押して同期を実行する。

としっかり2段階になっているのが好き。このあたり2003年からリモートホストとの同期に愛用している Unison File Synchronizer と同じ考え方なのでしっくりくる。

同期処理でのファイル削除時にバックアップを作成する設定にもしておける。この設定をしておくことで間違えた時にリカバリもできる。

Unison をリモートホストでも実行できる場合の双方向ファイル同期には Unison を、ローカルホストだけで双方向同期をさせる必要がある場合は FreeFileSync という形で今後使い分けよう(ちなみに Android では FolderSync Pro)。

[ Mac アプリケーション ] [ ファイル同期 ]

[ 12月14日全て ]

2021年1月5日 (火)

最近の Unisonビルドする

双方向ファイル同期化ツール Unison File Synchronizer、 Mac で使っているのが Unison 2.48.6 の GUI 版なのだけれど、古いせいか macOS Catalina だと「Install command-line tool」 が機能しない(/usr/bin にインストールしようとしているからかな)。

macOS 上で text UI 版がちょっと使いたい & GUI 版も新しいのにしたいなと思ってビルドとかした。

現在の Unison のバージョン

2021年01月05日時点での安定版は 2.51.3

Homebrew で入れる

 $ brew install unison

で text UI 版の「unison version 2.51.3 (ocaml 4.10.0)」が入る。GUI 版は入らない。

macOS Catalina 上でビルドする

Unison 最新版のバイナリ配布が見当たらないのでビルドしてみる。 Xcode が必要。

 $ xcode-select --install

で入る Command Line Tools だけだと text UI 版の Unison しかビルドできないので App Store から Xcode をインストールした。

OCaml は Homebrew ので済ます。

 $ brew install ocaml

今日時点で入るのは OCaml 4.10.0 だ。次に Unison 2.51.3 をビルドする。

 $ cd ~/tmp
 $ curl -OL https://github.com/bcpierce00/unison/archive/v2.51.3.tar.gz
 $ tar zxvf v2.51.3.tar.gz
 $ cd unison-2.51.3
 $ make all

make だけだと text UI 版しかビルドされないので make all してみた。が残念 GUI 版はエラーで途中で止まった。今はうまくビルドできないのかもしれない。

諦めて make で text UI 版だけバイナリを得ることにした。 make 後

 $ ./src/unison -version

で実行できることを確認。 ./src/unison を適当なところにコピーしておく(これなら brew install unison で十分だった)。

FreeBSD 上でビルド

ローカルホストの Unison とリモートホストの Unison のバージョンが合っていないと同期できないのでリモートホスト側 (FreeBSD 9.1-RELEASE-p24) でも同じバージョンのものをビルドする。さくらのレンタルサーバ プレミアムで root 権限はないのでユーザー権限にて。

まずは OCaml。最近の OCaml は opam というのでインストールして使うのが流儀らしい。 opam をインストール。

 $ cd ~/tmp
 $ mkdir bin
 $ curl -OL https://raw.githubusercontent.com/ocaml/opam/master/shell/install.sh
 $ BINDIR=$HOME/tmp/bin sh install.sh

リモートホストの環境に合ったプレビルドが無いとエラーが出て install.sh ではインストールできず。

OCaml の前に遡って opam のビルドをする。

 $ cd ~/tmp
 $ curl -OL https://github.com/ocaml/opam/archive/2.0.7.tar.gz
 $ tar zxvf 2.0.7
 $ cd opam-2.0.7
 $ gmake cold CONFIGURE_ARGS="--prefix ~/tmp/opam"
 $ gmake cold-install

ビルドできた。opam を初期化する。

 $ PATH=$HOME/tmp/opam/bin:$PATH
 $ opam init

gpatch が無いとエラーで止まった。 patch へのシンボリックリンクで gpatch を作ってイケるかなと思ったけど今度は別のエラーで止まる。うーん。 opam で OCaml をインストールするのは断念。

OCaml のドキュメントを読んだら今まで通り configure して make も普通にできるじゃない。

 $ curl -OL https://github.com/ocaml/ocaml/archive/4.10.0.tar.gz
 $ tar zxvf 4.10.0.tar.gz
 $ cd ocaml-4.10.0
 $ ./configure --prefix $HOME/tmp
 $ gmake
 $ gmake install

次に Unison 2.51.3 をビルドする。出来上がったバイナリは今使っている Unison 2.48.3 と併用できるように別のディレクトリへ。

 $ cd ~/tmp
 $ curl -OL https://github.com/bcpierce00/unison/archive/v2.51.3.tar.gz
 $ tar zxvf v2.51.3.tar.gz
 $ cd unison-2.51.3
 $ PATH=$PATH:$HOME/tmp/bin
 $ gmake
 $ ./unison -version
 $ mkdir -p $HOME/local/unison-2.51.3/bin
 $ cp -a src/unison $HOME/local/unison-2.51.3/bin

サイト

[ 1月5日全て ]

2021年1月11日 (月)

Google ドライブDropboxUnison で同期する

ノートテキストファイルは全文検索できるよう Google ドライブと同期しておきたい。それと同時に他の PC との同期のため Dropbox とも同期しておきたい。しかしセキュリティを考えてクラウド同期サービスは使いたくない。

Google の「バックアップと同期」アプリと Dropbox アプリの両方を動かしてそれぞれローカルフォルダと動機している MacBook Pro 上で、そのローカルフォルダ間のファイル同期を実行してみることにした。

使うのは普段リモートホストとの同期に使用している Unison File Synchronizer。最近になって repeat = watch というファイル更新をモニタリングするオプションを知ったので試してみる。

unison-fsmonitor を用意する

ファイル更新モニタリングで使う Unison 標準の unison-fsmonitor は macOS では使えないらしいので代替の https://github.com/autozimu/unison-fsmonitor をインストールする。

 $ brew install autozimu/homebrew-formulas/unison-fsmonitor

Unison のプロファイルを作成する

Unison の同期用のプロファイルは以下のような感じ。

 root = /Users/naney/Google ドライブ/folderA
 root = /Users/naney/Dropbox/folderA

 times = true

 repeat = watch
 silent = true

 logfile = /Users/naney/var/log/unison.log

(実際には path や ignore をもう少し指定している。)

同期する

repeat = watch と silent = true をいったんコメントアウトして

 $ unison <プロファイル名>

で手動同期し、期待通りの同期ができているか確認する。問題無ければ

 $ nohup unison <プロファイル名> &

で監視を開始する。

動作確認した感じでは

と安定して使える感じだ。

コンフリクトが起きた場合はスキップされたままになるので、たまに手動で Unison を実行して確認した方が良さそうではある。

[ ノート・日記はテキストファイルに ]

今日のさえずり: 我が家にもキットカットのダウンサイジングの波がやってきた

[ 1月11日全て ]

2021年3月3日 (水)

今日のさえずり: ひな祭りなのでから持たされた餅を食べます

[ 3月3日全て ]

2021年3月11日 (木)

ノートテキストファイルを Cryptomator で暗号化Google ドライブバックアップ

他人に見られる心配なしに書きたいノートテキストファイルGoogle ドライブバックアップしておくのに Cryptomator を使うことにした。

Cryptomator アプリケーションと macOSファイルシステムとしてマウントするための macFUSE をインストール。

ベーシックな使い方

Google の「バックアップと同期」で同期しているフォルダ内に Cryptomator アプリケーションで vault を作成する。 vault を解錠するとファイルシステムとしてマウントされるので、そこでファイルを読み書きする。 vault フォルダ側には暗号化されたファイルが保存され「バックアップと同期」でバックアップされる。vault 側は直接いじらないようにする。

マウントしたフォルダでファイルを直接読み書きせず、ノートフォルダと Unison でリアルタイム同期させる

  • 読み書きの遅延を少しでも避けたい
  • マウントしたフォルダではゴミ箱が有効になっていないので誤削除が怖い
  • vault 側は暗号化されているので Google ドライブのゴミ箱や版管理に頼るのが困難

という理由からマウントしたフォルダ上で直接ファイルを読み書きせず、別の場所にあるノートフォルダを Unisonバックアップを有効にしつつリアルタイム同期することにした。

 root = /Volumes/マウントポイント名
 root = /path/to/ノードフォルダ
 
 times = true
 rsrc = false
 
 repeat = watch
 silent = true
 
 backup = Name *
 backuplocation = central
 maxbackups = 60
 backupdir = /path/to/バックアップフォルダ

Cryptomator のファイルシステムに対して Unison が属性のコピーをしようとして失敗するので rsrc = false 指定が必要だ。

[ ノート・日記はテキストファイルに ]

[ 3月11日全て ]

2022年6月30日 (木)

Google 日本語入力辞書Dropbox 経由で同期する

Google 日本語入力に登録している単語を Google スプレッドシートで管理して複数の Mac で揃えようと思ったけれどやはり面倒だった。 Dropbox で同期することにしよう。

更新頻度が多くないので辞書を編集したら手動で同期することにし、 ~/Library/Application Support/Google/JapaneseInput/user_dictionary.db を Dropbox フォルダ上に同期する Unison プロファイルを作成した。

Android デバイス含め日本語入力辞書の同期をするために ATOK にするかなあと結構考えたのだが、 ATOK for Android [Professional] を使うには ATOK Passport プレミアムが必要だそう。 7,920円/年 (年間プラン)払うのは厳しいので見送り。

[ 6月30日全て ]

2022年8月31日 (水)

さくらのレンタルサーバのサーバ移設

2022年2月16日からさくらのレンタルサーバで新サーバの提供が始まった。「SSD化をはじめとした機材の刷新を行い、表示速度および処理能力が従来の最大5倍」になったという。

IP アドレスが変更になるので提供されている新サーバへの移行ツールは使わず、今日のメンテナンスによるサーバ移設に任せることにした。

OS アップデートを含むサーバ移設につき、ユーザー自身でビルドしたものは動かなくなる場合があるとのこと。自分でビルドした Perl 上にモジュールをインストールしその上でこの nDiki のスクリプトを動かしているので、メンテナンス明けに動かなくなっているかも。その場合は新サーバ上でビルドし直しだなと思っていたのだが、幸い問題なく動いていた。Unison もそのまま使えているし、すんなり移行できたようだ。

良かった良かった。

[ 8月31日全て ]

2022年11月23日 (水)

Obsidian のサブに Logseq を使う

Obsidian を使っていて「より小さい単位で考えを構造化したい」と思うことがあるのでサブで Logseq を使ってみることにした。

以下のように使い分けることにする。

Obsidian

Logseq

  • ジャーナル
  • 思考
    • ジャーナルページ + ワーキングページ
      • アウトライン & リンク

TaskPaper

Logseq の運用

メインの Obsidian vault の中に Logseq graph を置くのは過去うまくいかなかったのでやらない (名前の衝突・意図しない更新と、それを避けるための心理的負担)。

Logseq graph 専用の Obsidian vault を作って Obsidian Sync でデバイス間同期をすることにした。 Android 版の Logseq はまだ Android 版の Logseq アプリは正式版がまだなので、スマートフォンでノートを読む場合は Obsidian Mobile を使う。

Logseq ページの一部公開

標準機能で Logseq graph をエクスポートしても、Logseq の用途からして作成者以外には理解しにくい静的サイトになりがち。理解しやすいサイトにできたとしても Google がトップページ以外インデックスしてくれないのでそこは頑張らない。

公開したい部分は Logseq 固有の記法は使わない形で Random Thoughts として1ページにまとめて書くことにし、Obsidian Publish サイト内に置いて公開してみることにした。日付見出しをつけて Obsidian で書いて公開していた既存の Random Thoughts は Random Thoughts Journal に改名した。フォルダ間は Unison で双方向同期で。

これでしばらくやってみる。

[ 11月23日全て ]

2022年11月26日 (土)

Logseq graph を分割して Obsidian vault の中に入れる

Obsidian のサブとして Logseq使い始めた。過去うまくいかなかったのでメインの Obsidian vault の中に Logseq graph を置くのはやめて

という形でスタートしたのだけれど、やっぱりこれは面倒で1つにまとめたくなった。

かといって Obsidian vault フォルダ = Logseq graph フォルダにすると、フォルダ階層がごちゃごちゃになってしまう。

Logseq は graph フォルダがシンボリックリンクでも OK なので、空のフォルダを作り

  • [Logseq] Outlines/ → [Obsidian] Outlines/
  • [Logseq] journals/ → [Obsidian] Logseq/journals/
  • [Logseq] logseq/ → [Obsidian] Logseq/logseq/
  • [Logseq] pages/ → [Obsidian] Logseq/pages/

のようにシンボリックリンクを作って骨組みだけの Logseq graph フォルダ化した。

Obsidian Publish で公開するページは Outlines/ 階層に置きたいのでこのような形にした。あとは Obsidian Sync したくないデバイスローカルなフォルダも Logseq/ ではないフォルダへのシンボリックリンクにする。

1つにまとめると名前の衝突問題が再発生するんだけれどこれでやってみる。

[ 11月26日全て ]

About

Naney Naneymx

Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。

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