nDiki : WIP

WIP (Work In Progress)

WIP PR (Work In Progress Pull Request)

 git checkout -b <ブランチ>
 git commit --allow-empty # '[WIP] 作業内容' でコミットメッセージを書く。
 git push origin <ブランチ>

して GitHub / GitHub Enterprise 上で pull request を作成する。

2017年4月10日 (月)

TaskPaperDoing リスト

2週間ほど前からタスク管理TaskPaper を使い始めています。アウトライナーとしてプロジェクトやタスクをいろいろ検討しながら分解していけますし、近くにノートを書けるフォーマットなので気軽に補足を書いておけたりするしで、とても便利に使っています。ただ1点不便だなと思うことがあります。検索による絞り込みで今日やるタスクをざっと眺められる点は良いのですが、それらを今日やりたい順番に並べることができないのです。

一方 GTD をしている中で「状況」「時間」「エネルギー」「優先度」の順の基準で次の行動を選んで実行していくと、 WIP がどんどん増えてしまうなと最近思うようになってきました。やはり仕掛かるプロジェクトを減らしてその中のタスクをどんどん進めた方が良いなと最近感じています。

そんなことを考えて手動で TaskPaper 上に Doing リストを作ることにしました(過去にもたまに紙でやったりしたことがありました)。ルーチンワークのリストアップなどが面倒かなと思っていたのですが、ひな型からコピーするのが思ったより苦ではなさそうです。あとはプロジェクトの中からどう抜き出してくるか(プロジェクトごと Doing リストに移動してくるか、 Doing には端的に書いておいて詳細はプロジェクトの方を参照するのか)がちょっと迷っていますが、ここはやりながら考えていくつもりです。

フィルタされてきたタスクリストから実行していくよりも Doing リストから実行していく方が「自分で決めたことを上からやっていくぞ」と覚悟を決められので、ガッツのいるタスクを先送りを減らせそう。

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2017年4月14日 (金)

第23回 エッセンシャル スクラムを読む会 (最終回)

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社内で「エッセンシャル スクラム」を読みたい人が集まる勉強会の23回目。第23章 未来へ。ついに最後の章です。

スクラムは継続的な改善の一形態なのだからこれが最終形態というものは無いし、どのチームをとっても同じというものは無い。プラクティスはあってもベストプラクティスはチームによって違う。準備ができていないからスクラムを始められないというのはそもそも原則に反するので、まずやって学ぼう。現状を変えるよりもスクラムを無視したりスクラムを変更したりすることの方が簡単だけれど、組織を変するために協力しあいながら確固たる信念をもって立ち向かおう。

そんなメッセージを本章から受け取りました。

第1章の「スクラムは役に立つか?」で出た通り全ての領域でスクラムが適しているわけではないので、盲目的に導入すれば良いというものではなく、領域が変わった場合はスクラムを続けるか続けないかの判断が必要になるのでしょう。もし取り組む領域が「複雑な領域」であるならばスクラムフレームワークはとても強力だということは間違いありません。

「エッセンシャル スクラム」と「エッセンシャル スクラムを読む会」そしてなによりこの半年のスクラム開発経験でスクラムについて多くを学ぶことができました。「エッセンシャル スクラム」は「スクラムガイド」を読んだだけでは得られない広範囲な知識やノウハウが詰まった良い一冊でした。

エッセンシャル スクラムを読む会ふりかえり

エッセンシャル スクラムを読む会を終えたあとは、オフィスのコラボスペースでビールを飲みながらお疲れさま会。参加の皆さんお疲れさまでした。この回を始めてくれたはらかち氏に感謝。休まず毎回参加してディスカッションしたことでいろいろな学びを得ることができました。嬉しい限りなので珍しく私もビールで乾杯しました。いっしょに全回参加した2人のうちの1人である RabbitFake 氏も特にお疲れさまでした。

ふりかえって出てきた話題としては

  • 取り組む領域がクネビンフレームワーク(第1章)のどの領域なのかを見てスクラムを採用するかどうか考えたい。
  • チームメンバでエッセンシャル スクラムを読むことで「PBI」などの同じ理解で使える言葉が増えた。チームの共通言語作りに貢献できた。
  • 原則大事(第3章・第14章など)。
  • WIP を下げる重要性をあらためて学んだ。
  • 準備完了の定義・受け入れ条件が重要。

などが上がりました。

また実際に読む会と並行してスクラムを行ってきた中で

  • プロダクトバックログリファインメントで1スプリントにおさまるように適切にプロダクトバックログアイテムを分割するの大変だよね。
  • スクラムマスターと開発チームメンバ(エンジニア)との兼任が難しかった。
  • スクラムマスターであると同時に組織図上のリーダーという立場でいると、自発的行動を促すのとある程度指示的に動かすのとの兼ね合いが悩ましかった。
  • 困った状態であることにメンバが気がつくのを3カ月待った上で物理かんばんを導入してみた(すごい)。

などの話が出ました。

スクラム実践についての「検査と適応」をタイムリーに勉強会をしながら進められて学びの多い半年間でした。

全23回

エッセンシャル スクラム: アジャイル開発に関わるすべての人のための完全攻略ガイド

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2017年4月25日 (火)

Remember The Milk のかわりに TaskPaper を使って気付いたこと

3月下旬タスク管理ツールを Remember The Milk から TaskPaper に替えて1カ月弱経ちました。基本 MacBook Pro を開いている仕事に関するタスク管理では引き続き TaskPaper を使い、逆に PC を開いていない時間も多い個人のタスク管理はメインを Remember The Milk に戻すことにしました。

Remember The Milk を離れて TaskPaper を使って気付いたこと

  • ソート機能で並べられたリストよりも、主体的に手で並べたリストの方がより重いタスクをやる気になる。Doing リスト良い。
  • そのかわり Remember The Milk で「日時順にソートしてやることを確認できる」「開始日時指定を使って夕方以降のタスクを隠しておける」などはあらためて便利だと思った。
  • 次の行動(GTD)」を抽出したリストでタスクを進めていくと「重いタスクを後回しにしがち」「WIP が増える」。 TaskPaperDoing リストに「プロジェクト(GTD)」を入れるようにしたら同じプロジェクトのタスクをまとめて取り掛かりやすくなった。
  • TaskPaper ではメモも気軽に一緒に書いておけて便利。
  • TaskPaper はサブタスクを展開した状態で見渡せるのも良い。 Remember The Milk ではサブタスク単位でしか見られないのでサブサブタスクまであまり使わずにできるだけフラットにした方が良さそう。
  • TaskPaper ファイルは1つにしておいた方が煩雑でなくて良い。

TaskPaper のメリットというよりは Doing リストのメリットに気付けたかなという1カ月でした。

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2017年10月20日 (金)

ポートフォリオプランニングノート #nNote

ポートフォリオバックログアイテム

  • プロダクト
  • プロダクトのインクリメント(1回分のリリース)
  • プロジェクト

など。以下プロダクト。

参加者

  • 内部ステークホルダー
  • 各プロダクトオーナー

インプット

  • プロダクトプランニング(エンビジョニング)されたプロダクト
    • エピック(数カ月かかる複数回のリリースを含むユーザーストーリー)
    • 技術的課題解決で粒度の小さいものは入れない。「プランニングコストが高くなる」「ポートフォリオプランニングまで待ちになる」となるので。
  • 仕掛中のプロダクト

タイミング

  • 定期的に行う。

アウトプット

プロセス

インフローの管理

プロダクトの開発を進めるか中止するか判断する。

  • コストをはるかに上回る価値を生み出せるか?

コストや価値に関するちょっとした見解の相違で言い争いになって決断ができないのだとしたら、そのプロダクトの開発は却下すべきだ。 — エッセンシャル スクラム

ポートフォリオバックログへの追加は年に1度ではなく、月に1回など。

小さめのリリースを頻繁に行うようなプロダクトのサイズにする。

スケジューリング (優先順位付け)

遅延コストに注意しながら、ライフサイクル収益(プロダクトの生存期間中に見込める利益の総計)の総量が最大になるように並べ替える。

  • 遅延コストが大きいものを優先する。
  • サイズが大きいものを優先する。
  • 遅延コストとサイズが異なる場合については(遅延コスト/サイズ)で比較する。
アウトフローの管理

WIP を制限する。全員の準備が整ったチームに割り当てる。

仕掛かり中のプロダクトの管理


限界費用に注目して、継続・デリバリー・ピボット・打ち切りを判断する。

参考

関連

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2017年11月10日 (金)

今日のさえずり: 「WIP を下げる」ための WIP が増えてきているの来週なんとかする

2017年11月10日

  • 08:46 職業がら「ザ・サークル」観たほうが良いのかしら。
  • 10:10 今月 CT と内視鏡決定。
  • 10:40採血です→トイレに寄ってから採血室へ→採尿もあります→!
  • 10:44 隣にも頑張って水分とってる人がいる。
  • 11:03 売店で「らくらくハンド」が売られていた。需要を感じる。
  • 11:09 たまった! とれた!
  • 11:16 会計終わった。本日終了。
  • 12:49 千代田稲荷神社https://t.co/Aj70Ret9nQ
  • 14:20 ちょっと前に出社完了。 (@ 株式会社ミクシィ (NBF渋谷イースト) in 渋谷区, 東京都) https://www.swarmapp.com/c/17hmePw3Cbu
  • 19:55WIP を下げる」ための WIP が増えてきているの来週なんとかする。
[ 11月10日全て ]

2018年2月16日 (金)

エッセンシャル スクラムを読む会: 第16章 ポートフォリオプランニング

エッセンシャル スクラム: アジャイル開発に関わるすべての人のための完全攻略ガイド

今のチームでポートフォリオプランニングの運営をしているので、勉強のためチームメンバでエッセンシャル スクラムの「16章 ポートフォリオプランニング」を読む会をやりました。昨年度に別のメンバで1冊通しでエッセンシャル スクラムを読む会をやって以来なので久しぶりです。

今回の自分のパートは以下。

  • 16.5 アウトフローの戦略
  • 16.5 仕掛品の戦略
  • 16.6 終わりに

「プロダクトをいつポートフォリオバックログから取り出すか」についてのアウトフローの戦略は

  • 「作業者の手待ちではなく、作業の手待ちに注目せよ」
  • WIPを制限する」
  • 「チーム全員の準備が整うのを待つ」

がポイントでこれらは、スプリントプランニングに通じるものがあるのでわかりやすいところです。

仕掛品の戦略は作業中のプロダクトについて

  • 維持
  • デリバリー
  • ピボット
  • 打ち切り

を判断するための戦略です。限界費用で考えましょうということ。限界費用が適切に見積もれる必要がありますが、そこが難しいところですね。

16章を通して11の戦略が示されていますが、おわりにの節でどれかを選ぶとしたらとして 11の戦略から選ぶとしたら

  • 遅延コスト
  • 小さめのリリースを頻繁に
  • WIP を制限する
  • 限界費用

だとのこと。参考にします。

やはりポートフォリオレベルでは収益とコストをしっかり考える必要があるなと。

読み直して、やはり今ポートフォリオバックログと呼んでいるのは階層化プロダクトバックログだなと。複数チームで取り組んでいるのでそれはそれで必要なのですが、ポートフォリオプランニングという意味では考え直したいところです。

[ 2月16日全て ]

2018年12月3日 (月)

複雑な領域なのでスクラムがいいと思ったけれど自己組織化するほどメンバがコミットできなさそう

とある複雑な領域のプロジェクトについてスクラムがいいのではと思って準備したんだけれど、メンバがコミットできるエネルギーを考えると失敗する可能性が高いと思えてきた。

事業全体での WIP を下げた方がいいなと。

今日のさえずり: ポケベルといえばキャッツ♥アイのトシ

2018年12月03日

[ 12月3日全て ]

2018年12月22日 (土)

年末なので Remember The Milk での GTD システムを見直し

昨日から週次レビューをかねてタスクをしっかりめに棚卸し。それから最近課題に感じていたところがうまくまわるように Remember The Milk のリスト・スマートリストの構成をいじってみた。

時間は有限、タスク棚卸し

あれこれやった方がいいとちょっとずつルーチンワークが増えていくので、たまに見直しが必要。昨日はがっつりルーチンワークを掃除。定例 one-on-one ミーティングの前日準備はタスクから外して、やったあとの事後整理の中で一緒にやってしまおう。

プロジェクトを分ける

仕掛り(WIP)なプロジェクト減らして、もっとプロジェクトをどんどん終わらせるようにしたい。プロジェクトを入れておく Remember The Milk リストを以下に分けてみた。

  • active (NEW) 優先してやる。
  • backlog
  • later (NEW) someday/maybe ではなく将来確実にやるけれど、すぐにはやらない。
  • others
  • someday

優先的にやるのを active に分けて明確にして進めていけるようにした。

それから確実にやることなのだけれど、すぐにはやらないものを later に分けることにした。someday だと「やれたらいいなあ」というのと混ざってしまって嫌だし、かといって今のうちに詳細化するコストを払いたくないなあというものを入れておく場所にした。 later にある次の行動タスクが someday のと同様に全体の行動タスクリストに上がってこないようにして、クローズドリスト作成時に負担にならないようにした。これで日次レビュー週次レビューもスムーズにできるようになるといいな。

[ 12月22日全て ]

2019年2月1日 (金)

今日は iA Writer for Mac をメインで作業してみた

昨日 iA Writer のライブラリ機能もいいなと感じたので、今日は iA Writer メインで作業してみた。

iA Writer for Mac の方が便利

iA Writer は登録したロケーション以下にあるファイルのハッシュタグがオーガナイザー(一番左のペイン)に一覧表示される。 #WIP とファイルに書いておけば、1クリックで仕掛中のファイルがリストに表示されるので便利だ。

Ulysses for Mac で「すべて」で #WIP 検索をかければ同様に探せるが、ショートカットを作っておけないので iA Writer の方が楽でいい(Ulysses でフィルタを作るという手があるが、その場合外部フォルダ単位でしか絞り込めない)。

Ulysses for Mac の方が便利

一方 Ulysses は「複数ファイルをまとめて選択してあたかも1ファイルのように編集できる」という強力な機能があるため、複数ファイルをどんどん整理していくのは Ulysses 方が圧倒的に便利。それからライブラリでフォルダをツリー表示できるのでファイルの移動も Ulysses の方がずっとやりやすい。

複数フォルダ・複数ファイルにまたがって作業する時はやはり Ulysses for Mac の方が便利だな。 横断的にハッシュタグを利用する時と1つのファイルをじっくり編集する時、それからテキストファイル以外が混在するフォルダでの作業iA Writer も使うというのが良さそう。

(あとはアウトライナーが使いたい時は TaskPaper を使ったり、気がつけば Emacs を使っていたり……)

[ Mac アプリケーション ]

[ 2月1日全て ]

2019年12月10日 (火)

今日のさえずり: 「全館点灯」って「全砲門開け!」的なかっこよさがある

[ 12月10日全て ]

About

Naney Naneymx

Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。

※本サイトの内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。

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