make test で実行するテストスクリプトの中で、標準エラー出力を止めたい場合がある (わざとエラーを起こす時など)。
Perl 5.8.8 の ExtUtils/MM_Unix.pm を参考に
{ local *STDERR_COPY; my $duped = 0; $duped = 1 if open(STDERR_COPY, '>&STDERR'); open(STDERR, '> ' . File::Spec->devnull()) if $duped; my $result = `$command`; my $status = $?; open(STDERR, '>&STDERR_COPY') if $duped; } warn "This message is printed to STDERR\n";
としてみた。 Linux と Win32 ではとりあえずうまくいって動いている。
(open が2引数なのは、当時古い Perl バージョンでも動くように書いたから)
Perl で書いた Web アプリケーションのポータブルな Win32 デモ環境として XAMPP を使ってみるとどんな感じになるか試してみた。
使ったバージョンは以下。
(http://www.apachefriends.org/jp/xampp-windows.html)
それぞれ 自己解凍型 7-ZIP アーカイブをとってくる。 最初に XAMPP を展開し、次にその xampp ディレクトリの中で Perl アドオンを展開。 xampp ディレクトリを c: の直下に移動する。
次にコマンドプロンプトを開き c:\xampp\perl\bin へ移動後 ppm コマンドを起動して作成済みの PPM パッケージをインストールする。 インストール先は \xampp\perl 以下とドライブ無しのパスで指定されているようで、問題なく必要な Perl ライブラリをインストールできた。
次に \xampp\xampp-control.exe を実行して GUI 管理ツールを立ち上げ、その画面から Apache を起動。 普通の Win32 版 Apache もインストールしてある PC だったため、xampp-control から Apache を起動したらそちらが立ち上がってしまったが、これは Svc にチェックが入っていたからだった。Svc を外せば \xampp 以下の Apache がきちんと起動する。
あとは \xampp\htdocs 以下で WiKicker CGI プログラムの配置や設定ファイルを作成すれば OK。 もともと WiKicker は相対パスだけで動くようになっている*1ので、問題なく実行することができた。
*1多分
一度セットアップできた \xampp ディレクトリを TrueCrypt 仮想ドライブにコピーして起動してみた。
こちらも問題なく OK。
ということで XAMPP でお手軽に Perl CGI プログラムの動く Web サーバ環境を作れることを確認できた。
問題があるとすれば XAMPP + Perl アドオンが馬鹿でかいところか。400MB オーバー。 今回何が一番時間がかかったかって、XAMPP + Perl アドオンを展開した直後の xampp ディレクトリを、後でまた使えるように 7-ZIP の最高圧縮する処理に時間がかかった。 使っている PC では 50分以上かかったよ。
PDL を使っている Perl プログラムを、昨日構築した今ごろの環境で PAR を使って実行可能ファイル化したんだけれども、実行してみたら
Can't locate loadable object for module PDL::Core in @INC ...
というエラー。 実行時のキャッシュディレクトリを見ると core.dll が同梱されていない模様。 なんでだー。
いろいろやってみたところ、もしやと思ってインストール済みの core.dll を Core.dll という名前に変えたらエラーが出なくなった(正確には次のモジュールで同様のエラーが出た)。
ファイル名の大文字・小文字が問題だったらしい。 PAR の FAQ には「Win32::Perms の Perms.DLL でこのエラーが出たら、Perms.dll にしてね」と書かれている。 最初これ拡張子の問題だけだと思っていた。 ベース名でも同様のようだ。
以前は問題なかったから、比較的新しい PAR で発生するようになったと思われる。 これ絶対はまる。
Visual C++ 2005 で開発のプログラムがどうもメモリリークしているっぽい。 メモリリーク検出を仕込む方法のメモ。
デバッグバージョンのヒープ割り当て関数を使うようにするマクロ定義と crtdbg.h のインクルードをする。 メモリリーク情報ダンプの際にレポートにファイル名と行番号が出るように new を書き換えるマクロを定義する。
// デバッグバージョンのヒープ割り当て関数を使うようにする。 #ifdef _DEBUG #define _CRTDBG_MAP_ALLOC #include <stdlib.h> #include <crtdbg.h> #endif // _CRTDBG_MAP_ALLOC に関係なくプリコンパイルしたいもの。 // かつ new を書き換えるとコンパイルが通らなくなるヘッダファイル群。 #include <string> #ifdef _DEBUG // プリコンパイルするほどではないけど、 // new を書き換えるとコンパイルが通らなくなるヘッダファイル群。 // 例えば。 #include <map> #define new new(_NORMAL_BLOCK, __FILE__, __LINE__) #endif // プリコンパイルしていもの。 #include <myproj/utility.h>
終了時にメモリリーク情報をダンプさせるようにする。 また、コンソールアプリケーションの標準エラー出力にレポートが出力されるように設定する。
int main(int argc, char* argv[]) { // 終了時にメモリリーク情報をダンプさせる。 _CrtSetDbgFlag(_CRTDBG_ALLOC_MEM_DF | _CRTDBG_LEAK_CHECK_DF); // レポートをファイルに書き出させる。 _CrtSetReportMode(_CRT_WARN, _CRTDBG_MODE_FILE); _CrtSetReportMode(_CRT_ERROR, _CRTDBG_MODE_FILE); _CrtSetReportMode(_CRT_ASSERT, _CRTDBG_MODE_FILE); // レポートを標準エラー出力に出力させる。 _CrtSetReportFile(_CRT_WARN, _CRTDBG_FILE_STDERR); _CrtSetReportFile(_CRT_ERROR, _CRTDBG_FILE_STDERR); _CrtSetReportFile(_CRT_ASSERT, _CRTDBG_FILE_STDERR); // 処理を開始。 ... }
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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