オンラインアウトライナー。
デイリーノート(1日ごとの非公開の日記やメモを残すノート)は昨年末から Evernote に書いています。あとで検索しやすいのでいい感じにまわっています。
ただ capture したものからいろいろ考えを巡らせるには、フラットなテキストはちょっと堅い感じがします。なのでアウトライナーで(も)デイリーノートをつけてそちらでこね回すことにしました。 どのアウトライナーツールを使うかですが、PC と Android デバイスと iOS デバイスから気軽に書けるということで WorkFlowy にしました。
長期的なアーカイブはやはり Evernote が便利なので整理のタイミングでアウトライナーから Evernote に移すことにします。
最近 21:00 を過ぎてから夜ご飯を食べた日には、もう PC のキーボードに向き合うエネルギーが無いことがしばしばです。 しかしその日の出来事や考えたこと感じた事は、忘れないようその日のうちに書き留めておきたいもの。
スマートフォンを使うのは苦ではないので、各種草稿は Android デバイス(Xperia Z5)で書けるようにしておきたいなと思います。今使っている以下のようなアプリはライティングには適していないので、あらためて別のアプリを入れることにしました。
ということでライティング向けのテキストエディタアプリを探して比較し良さそうなものを選んでみました。今回選んだのは JotterPad と iA Writer です。どちらもDropbox 上のテキストファイルを直接読み書きできるので、スマートフォン上で8割方書いてから PC で手直しして公開という流れが自然とできます。 また両方とも Markdown 形式に対応しているのも特徴ですが今のところ Markdown エディタとして使う予定はあまりありません。
ファイルのサムネイル表示を見ながら選択できるなどの点で JotterPad の方がちょっと使いやすそうです。いったん両方試してみる予定。
あわせて iPhone 5c にも iA Writer を入れました(JotterPad は Android 版のみ)。iOS デバイスでは一時期 Textforce for Dropbox を使っていたのでまた使おうかと思ったのですが、最近メンテナンスされていないようです。iA Writer を使ってみることにします。
[ Android アプリレビュー ]
Dropbox の Datastore API 終了にともなって、日記アプリ Diaro が少し前に個別ファイルでの Dropbox 同期に移行したので、久しぶりに Android アプリをインストールしてお試ししてみました。思い浮かんだことを一時的に書き留めておくツールとしてどうかなと思ったのですが、表示・編集画面の雰囲気がやっぱり垢抜けないのでちょっと自分には合わない感じでした。
などを使っているなかで random thought を書き留めておくツールとしては Google Keep が今のところ一番しっくりしている感じです。これでアンドゥがついてくれればと思うところです。
定期的にやってくる random thoughts を書く環境いじり病。
思い浮かんだことをスマートフォンで最短・最手軽に書き出しておくのに何がいいかなぁと考えて、結局また Google Keep インストールしておきました。
ただそれだとさっと書いておくことはできるけれども、考えをふくらませるのには向いていないのでやっぱりアウトライナーが欲しいなということで、これまた何度目かの WorkFlowy もインストール。それから OmniOutliner 5 がそろそろ出るということで、ここ最近使っていなかった OmniOutliner 4 も引っ張り出してきたり。
アウトライナーの OmniOutliner や WorkFlowy などを活用しようかなとちょっと前から使っているのですが、出来上がったアウトラインをテキストファイルに落とすのがやっぱりどうしても面倒でどうしたもんかなとなりました。過去何度も同じことを繰り返しているのですけれども。
独自形式や OPML 形式ではなく、最初からプレーンテキストに近いテキストファイルをネイティブな形式として扱えるアウトライナーが無いかなぁと以前から思っていたのですが、実は TaskPaper がそうだったと今頃知りました。
しかもできればいいなと思っていた「テキストファイル中のリスト形式のところだけアウトライン編集」が出来るじゃないですか。即購入しました。
個人的に嬉しい点は以下です。
もとはタスク管理アプリなのですがアウトライナーの部分だけでも十分便利そう。
タスク管理のためのテキストファイル形式には todo.txt がありますが、サブタスク階層が作れる点とタスク以外のノートを同じファイルに書いておける点で、圧倒的に TaskPaper 形式の方が使い勝手が良いです。
なお TaskPaper には1つのファイル内にプロジェクトを複数作り特定のプロジェクトだけフォーカスするということもできるのですが、その機能を使うにはリストを第一階層からインデントしておく必要があり Markdown 形式でのリストとは違う書式で書かなければなりません。自分の場合は Markdown 形式ファイル中のリストをアウトライン編集したりちょっとしたタスクリストとして使ったりしたいので、このプロジェクト機能は無視することにしました。
(画像は https://www.taskpaper.com/ より。)
[ ノート・日記はテキストファイルに ]
頭に浮かんだことを書き留め、整理しながら思考していくツールとしてアウトライナーをまた利用したくなった。 WorkFlowy や Dynalist が人気のあるアウトライナーだけれど、 個人的にテキストファイルとして管理できる方が好きなのでまた TaskPaper を使うことにした。
去年アウトライナーとして使い始めたあとに、タスク管理の統合を試みたもののタスク管理を Remember The Milk に戻したタイミングでアウトライナーとしても使わなくなっちゃってた。
今回は TaskPaper は
に絞って活用するつもり。inbox・ノートツールは Ulysses (ライティングアプリ)、タスク管理は Remember The Milk 中心で。プロジェクトノートに使うかはまだ迷い中。
[ ノート・日記はテキストファイルに ]
思い浮かんだことを Android スマートフォンで書き出していくのに JotterPad を設定してあるんだけれど、どうも「硬い」感じがしてして超短文のメモぐらいしか書けていない。行あるいはトピックごとに順番をさっと入れ替えていけないと、思考が途切れて操作で疲れてしまうからかな。やはりスマートフォンでもアウトライナーを使いたい。
Android スマートフォン用としては過去 Android Outliner を使ってみたけれど、これは文章を書くのには向いてなかった。 WorkFlowy も以前試した時はスマートフォンでは PC ほど軽快に操作できなかった記憶がある。
最近は WorkFlowy と並んで Dynalist が人気なので、これではどうかなと試してみることにした。以前触ってみたのはデモ版だけだったようで、アカウントが無かったのでサインアップ。 スマートフォンにもアプリをインストールした。
インデント・アンインデント・上/下アイテムとの入れ替えボタンがあるので、迷うことなく構造を変更できてかなり便利。これならいいかも!
PC 版と違ってスマートフォンからはリスト単位ではエクスポートができなさそう。後述の通り、エクスポートは PC でやるからそれはいいかな。
ノートはテキストファイルにして Dropbox や Google ドライブで同期するという管理にしている。 Dynalist はサービスのクラウド上に保存されているタイプなので、自分のノート管理ポリシー上 Dynalist に長期的にノートを保存するというのはないな。 inbox および一時的な思考ツールとして使うのが良さそう。そもそもスマートフォン上では大規模なリストを見回してインスピレーションを得ながら思考をまとめていくようなことはしないので、こまめに TaskPaper に移して PC で編集していくのが自分にあっている。
PC からだと Dynalist 上のリストを指定してエクスポートできる。インデントあり・行頭のダッシュ (-) なしという形式でエクスポート(コピー)すれば、そのまま TaskPaper に貼り付けられる。デイリーで TaskPaper に移すのにはこれで十分。
しばらく使ってみよっと。
[ ノート・日記はテキストファイルに ]
Obsidian でノートを書き整理していて「これ、いま取り組んでいること(GTD いうところのプロジェクト)だから、プロジェクトノートにして、これを見ながらタスクを進めればいいんじゃない?」と思い浮かんだ。
そのようなノートに type/project タグをつけ、プロジェクトノートを一覧できるようにした。あとはプロジェクトノートをみながら、タスクを進めていくだけ……駄目だ。実行に移せない。
Remember The Milk その他タスク管理ツールを使っていると、いつもプロジェクト/タスクに関連する情報の管理どうしようかなってなる。タスク管理ツールのタスクのノート機能は貧弱だし、タスクを完了したあとで参照するのに向いていない。
ノートアプリ上のノートとタスク管理ツールのノートの関連付けはトリッキーな方法になることが多くて煩雑で長続きしない。
Evernote などのノートアプリだったり WorkFlowy や TaskPaper のアウトライナーだったりで、ノートとタスク管理を一体化すればいいんじゃないかと過去に試したりしたりしたことがあったけれど、まあ続くものではなかった。というのを思い出した。
以前から気になっていた Logseq を MacBook Pro にインストールして触ってみた。Logseq は WorkFlowy や Roam (Roam Research) などからインスパイアされて開発されているアウトライナーで、類似のインタフェースや機能を備えている。
ローカルの Markdown/Org ファイルにデータが保存されるので、他のアプリケーションと併用したり乗り換えたりするのが容易だ。ローカルで閉じて使えるのでネットサービス上に置きたくない情報を扱うのにも向いている。
Logseq の名前の由来が
What does "Logseq" mean? You can read it as "Log sequence" or "Logical sequence" (thank you Ed). — logseq.github.io
とあるように、ジャーナルに思い浮かんだことをキャプチャし書き出しながらナレッジやプロジェクトなどのためのページをつないでいくのが標準の構成となっている。このため Logseq graph (ページの集まりのことで、ファイルシステム上では指定したフォルダ以下に保存される)を新しく作成すると初期状態で Journals (journals フォルダ)が作られる。
自分は Obsidian でデイリーノート管理をしている。 Logseq を使うとジャーナル管理が2箇所になってしまうのがちょっと悩ましい。ジャーナル管理をオフにできるけれどそうすると Logseq らしさが無くなってしまいそうではある。
All pages に Contents・Favorites・card というページが表示されるのだがこれが何なのかまだ分かっていない。 refresh や re-index 操作があるのだけれどそれぞれいつ実行すべきかわからない。 どちらをやっても変更が反映されない場合があって、その時は All Graphs から graph を開き直すときれいになったりする。
Google ドライブアプリで同期している「Google ドライブ」フォルダ以下に graph を作ると、ファイル管理がおかしい。 graph フォルダの中にさらに Users/naney/Google ドライブ/... のようなフォルダ階層が作られてしまう。
いろいろ試したところ graph のフォルダまでのパスに濁点が含まれるフォルダ名があると駄目のようだ。Unicode 正規化まわりの問題に引っかかったようだ。
Google ドライブ同期フォルダ以下にある Obsidian vault フォルダ Logseq graph として開いてみる実験をしていて上記問題にぶつかり今日は終了。
アウトライナーは思考にするのにとても便利だが、作成したアウトラインは時間が経つと扱いづらくなる。自分としては Obsidian をメインに使う中で補助的に Logseq が使えればいいなと。明日もうちょっと触って構成を検討しよう。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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