会社のサーバ用のUPSがどうも死にかけているようだ。 結構古いし、最近はサーバ構成もかわってきたのでこれを機にUPSをリプレースしたい。
どのUPSを買うかを考えるにあたっては各機器の消費電力を調べなければならないが、最近のPCの仕様には消費電力が書かれているものがかなり少ない。 販売時のCPUその他の構成によって消費電力がまちまちだったり、稼働時も負荷によって消費電力が上下するから一概に書けないのかもしれないが、これが結構困る。 展示会出展などで、使用する電力を問われても答えることができなかったりするし。
ということで、今回はワットチェッカーを購入して測定してみることにした。
使い方は簡単。ワットチェッカーをコンセントにさした後、測定したい機器をワットチェッカーにさすだけ。 通電と同時に測定がはじまり、1秒毎に測定結果が液晶に表示される。 同時に積算が始まるので、長時間接続しておいて後で平均を求めるのにも便利。
手軽でグッド。
ちなみに自分の ThinkPad X31 (2672-PHJ)、 Pentium M 1.60GHz を積んでいて普段は cpufreqd で 600MHz で動作させているののだが、この状態で 約 16W。 DELL PowerEdge 2600 (Xeon 2.80GHz x 2) はアイドル状態で 150W ぐらいのようである。
できれば自宅にも1つ用意していろいろ調べてみたい。 一通り調べ終わると飽きちゃいそうな予感もあるが。
[ 製品レポート ]
MADWIFI の件もあって、2.4 系にしてあった kernel であるが、Wireless Notebook Laser Mouse 6000 も使えるようにしたいし、2.6 へ遅ればせながら移行するか。
まずは Debian のパッケージ linux-image-2.6.15-1-686 で試す。 いつの間にか kernel-image ではなくて linux-image になっていたりと、おいていかれている感じ。 危ない危ない。
ThinkPad X31 2672-PHJ | |
サスペンド | できない |
X | ATI ドライバ OK |
サウンド | OK |
MADWIFI | 接続できるものの大きなファイルの転送は駄目 |
cpufreqd | OK |
NG。
kernel で APM と ACPI の両方が有効になっているからのようだ。 ACPI を切る必要あり。
OK。
X.Org X server 6.9.0 で ATI ドライバがうまく動かず VESA ドライバの使用を余儀なくされていたのだが、kernel 2.6 では何も問題なく動いた。
NG。
無線 LAN で使っている MADWIFI も既にパッケージがあるのか。 いい世の中になったものだ。
しかも最近は module-assistant で kernel モジュールをパッケージングできるようになっているなんて。
module-assistant prepare module-assistant auto-install madwifi modprobe -a ath_pci
接続はできるものの、一昨年試してみた時と同様 kernel 2.6 だと、大きなファイルの転送が途中で止まってしまう。
あと一歩。
OK。
modprobe speedstep_centrino /etc/init.d/cpufreqd start
やはり、kernel をビルドする必要があるか。
……気がついたら make menuconfig で設定中の画面を前に眠り込んでしまっていた。 明日にもちこし。
朝から ThinkPad X31 の HDD 新しく入れ替えて Debian GNU/Linux sid のインストールを開始。
今日は sarge のネットワークインストール CD イメージからブートしてインストール。 今回はブートドライブにできる「ThinkPad USB ポータブルCD-ROMドライブ」があり、またこのイメージで起動して e1000 が認識できるので楽勝である。
(第1回目は USB FDD + PC カード NIC でインストール、第2回目 は HDD 上のインストーラから GRUB からの起動によるインストールだった)
ヤバイ状態の旧 HDD を USB 外付け HDD ケースに詰めて
を新しい HDD にコピー。
次に環境の復旧。 以下備忘録。
以前作った Linux kernel 2.6.15 deb パッケージをインストールした後 module-assistant で madwifi をインストールするも、ビルドした GCC のバージョンが違ってロードできず。 kernel は GCC 4.0 の時にビルドしたもので、madwifi は現在のバージョンである GCC 4.1 によるビルドであることが問題。
まずは前にビルドした 2.6.15 のソースディレクトリでカーネルパッケージを GCC 4.1 で作りなおしてインストールし、あらためて module-assistant。
module-assistant prepare module-assistant auto-install madwifi
で /etc/network/interfaces を書き戻す。
ここずっと使っていた qmail をこの機会にやめることにした。 Postfix へ。
全体の設定はインストーラに従って設定。
個人設定は、
~/.qmail に
| preline /usr/bin/procmail
として procmail を使っていたので、~/.forward を作って同様に procmail に流すようにする。
"|IFS='' && exec /usr/bin/procmail -f- || exit 75 #naney"
~/.procmailrc は以前のまま。ClamAV と bsfilter でふるいにかけた後、Maildir へ。
以前入れた時は deb が古かったので /usr/local に自前でインストールした。 まずはこれを古い HDD から戻して動作確認後 deb のものに切り替え。
.mew.el の中も
(load "/usr/share/doc/bsfilter/examples/mua/mew4/mew.el")
に変更。
/etc/samba/smb.conf を書き戻す。smbpasswd でパスワード再設定。
とりあえずインストール時の設定で xorg.conf を作る。
Load "freetype"
をコメントアウトして、
Load "xtt"
に変更。
sid は現在 3.5.3 と 3.5.4 混在状態になっているため、依存関係の問題で簡単にはインストールできずてこずった。 kdebase-data と kdelibs-data の 3.5.3 を http://snapshot.debian.net/ からとってきて hold して 3.5.3 系 KDE として各種パッケージをインストール。
skype-beta-1.3.0.30-1_i386.deb をインストール。
一般ユーザ naney の crontab ファイルを再登録。
足りないと気がついた時点で順次インストール。
/etc/auto.master、/etc/auto.misc を書き戻して /etc/init.d/autofs restart。
deb パッケージを公式サイトからダウンロードし、/etc/mt-daapd.conf を書き戻して /etc/init.d/mt-daapd restart
負荷のかかる処理(TrueCrypt の仮想ドライブボリューム作成)をしかけて、席を離れて戻ってきたら ThinkPad X31 がもの凄い唸り声を上げていてビックリ。
以前から負荷が高くなって冷却ファンが回り始めると異音がするようになっていたのだが、ここまで酷くはなかった。 夜中にこの音は辛い。
cpufreqd で 1GHz 以上にクロック数が上がらないようにとりあえずしておく。
先週水曜日にお金を振り込んで木曜日に FAX で注文をした ThinkPad X31 用のファン・アセンブリー 67P1443 が宅急便で届いた。
納期1カ月のところが、翌々営業日には到着。早ッ。
英語キーボードの時もそうだったけれど、余裕をもって長めに納期を言ってくるけれども大概はやく届くようである。
で、さっそく交換。 グリスはついてこないかなと思ったら、アセンブリー自体に注入済みで組むとある程度にじんでくるようである。
無事交換して起動。 元通り最高で 1.6GHz でるようにcpufreqd の設定を修正。
ここしばらく最高 1.0GHz クロックに制限していたが、やはりこれだとアプリケーションの起動など重い処理の時は、体感できるぐらいレスポンスが低下した。
これだから、人間の慣れというものは……。
ThinkPad X31 に入れている Debian GNU/Linux sid の Linux kernel を随分アップデートしていなかった(2.6.17 を使用中)。 今日 aufs を入れついでに、一緒に最新(2.6.23)をビルドすることにした。 Debian kernel パッケージ構築は去年の8月以来。
今回は linux-patch-aufs を入れておいて、aufs 用のパッチを当てる。
#apt-get build-dep linux-image-2.6.23-1-686 #apt-get install linux-source-2.6.23 linux-patch-aufs #exit $mkdir -p /usr/local/src/linux $cd /usr/local/src/linux $tar jxvf /usr/src/linux-source-2.6.23.tar.bz2 $cd linux-source-2.6.23 $make menuconfig $make-kpkg clean $fakeroot make-kpkg --added-patches put_filp,lhash,splice,ksize,sysfs_get_dentry --revision=sebastian.1.0 kernel_image $cd .. $su #dpkg -i linux-image-2.6.23_sebastian.1.0_i386.deb
パッチが一部 2.6.22 用で 2.6.23 には当たらなかったが、よしとしておく。 ここで再起動。次に MADWIFI と aufs をインストール。
module-assistant prepare module-assistant auto-install madwifi module-assistant auto-install aufs
いつも入れている shfs も同様に入れようと思ったがこちらはコンパイルエラー。 頻繁に使うわけではないので、とりあえずほっておくことにする。
コンパイルが面倒なのでそろそろ Debian 公式のを使おうかと思ったが、試してみたところ
ということ NG。 やはり自前でビルドしなければならないことを再確認。
ThinkPad X31 に入れている Debian GNU/Linux sid でしばらく Linux kernel 2.6.23 を使っていたが、TrueCrypt 6.1a を入れたら「2.6.23 以下じゃヤバいよ」と表示されたので 2.6.26 にアップデートすることにした。 Debian 標準イメージを入れてみたが、やはり今まで通りサスペンドできないので、今回もビルドしなおし。
#apt-get build-dep linux-image-2.6.26-1-686 #apt-get install linux-source-2.6.26 aufs-source madwifi-source #exit $mkdir -p /usr/local/src/linux $cd /usr/local/src/linux $tar jxvf /usr/src/linux-source-2.6.26.tar.bz2 $cd linux-source-2.6.26 $cp /boot/config-2.6.26-1-686 .config $make menuconfig $make-kpkg clean $fakeroot make-kpkg --initrd --revision=sebastian.1.0 kernel_image $cd .. $su #dpkg -i linux-image-2.6.26_sebastian.1.0_i386.deb
最初は 2.6.23 の時のソースツリーで make menuconfig したのと見比べながら素から設定したのだが起動中 hda のハードウェアの認識(?)で止まってしまった。 なのでとりあえず起動する .config は Debian 標準イメージのものをベースにすることにした。 変更は ACPI を外して APM を追加した程度。
Debian 標準イメージは IDE も ext3 もモジュールになっていて initrd 使わないと起動できないので今回から --initrd を指定してビルドすることにした(一度忘れてビルドして起動したら何度かアチャーしたことのある kernel panic になった)。
再起動。起動後 cpufreqd が動かなかったが、modprobe speedstep-centrino したら今までどおり cpufreqd が立ち上がって省電力化できた。
次に MADWIFI をインストール。こちらも問題なく接続。
#module-assistant prepare #module-assistant auto-install madwifi
aufs は前回の方法で udba=inotify できるモジュールを作成。
TrueCrypt もテストして警告を出さなくなっていることを確認。 火曜日ぐらいから、ちんたら何度かビルドしないしながら昨日ここまで辿りついた。 めでたしめでたし。
しかし Debian 標準イメージの .config 級の設定だとビルドに1回2時間前後だったかかかるようになった(nice 下だけれど)。 トライアンドエラーしはじめるとかなり時間がかかるな。
Windows 7 で使う分にはうまく制御されているのか気にならないのだが、Debian GNU/Linux sid だと ThinkPad X200 のファンが回りっぱなしで夜とか気になってしょうがない。 cpufreqd でクロック落とす設定とかしたけれど、それでもよく回ってくれるので thinkfan でできるだけ黙らせるようにしてみた。
まずは apt-get で thinkfan をインストール。
次に thinkpad-acpi モジュールの fan_control を 1 にする。
rmmod thinkpad-acpi modprobe thinkpad-acpi experimental=1 fan_control=1
もし永続的に設定するなら
sudo echo "options thinkpad_acpi experimental=1 fan_control=1" \ >/etc/modprobe.d/thinkpad_acpi.conf
かな。
次に /etc/thinkfan.conf。とりあえず Web なんかでの設定しているのを見たりして以下に設定してみた。
(0, 0, 43) (1, 43, 60) (2, 60, 65) (3, 65, 69) (4, 69, 73) (5, 73, 79) (7, 79, 32767)
で以下を実行。
thinkfan -n
お、ファンが止まった。 温度が上がればファンが回転するはずだけれど、細かいテストはまだ。 本当は sensor 設定やらレベル設定やらを追い込む必要があるんだけれど、とりあえず今日はここまで。
なおブート時に thinkfan が実行されるようにするには /etc/default/thinkfan で START=yes を設定する。 今のところ設定に不安があるので今は必要な時に手動で実行しよう。
ThinkPad X200 にしてから Debian GNU/Linux で使っている時にファンの音が気になってしかたがない。 ずっと放置していた電源・CPU 管理まわりをいじってみることにした。
まず KDE の電源管理で使っている PowerDevil どうもうまく機能していないようなので止める。[KDE システム設定] -> [詳細] -> [サービスマネージャ] から PowerDevil を停止。
次に cpufreqd。 あれ、なぜかインストールされていなかったのでインストール。 今のバージョンだと ondemand/conservative 用のプロファイルがコメントアウトされていて無効化されている。/etc/cpufreqd.conf に以下を追加。
[Profile] name=On Demand High minfreq=0% maxfreq=100% up_threshold=80 policy=ondemand [/Profile] [Profile] name=On Demand Low minfreq=0% maxfreq=80% up_threshold=70 policy=ondemand [/Profile]
そしてパッケージデフォルトだと Performance 系を使うようになっているルールで On Demand 系を使うように変更。
[Rule] name=AC Rule ac=on # (on/off) #profile=Performance High profile=On Demand High [/Rule] [Rule] name=AC Off - High Power ac=off # (on/off) battery_interval=70-100 #exec_post=echo 5 > /proc/acpi/sony/brightness #profile=Performance Low profile=On Demand Low [/Rule] [Rule] name=CPU Too Hot acpi_temperature=55-100 cpu_interval=50-100 #profile=Performance Low profile=On Demand Low [/Rule]
これで負荷が低い時にはクロック周波数が下がるように。
壁掛け時計設置。リビングのどこからでも時刻がわかるようになった。
それから Norton Internet Security の有効期限が切れていたので、箱で買ったプロダクトキーを入力。以前は 2012 とか 2013 とかついていたけど、もう版はつけなくなったのね。
それから「やはり ThinkPad X200 + Debian GNU/Linux sid が熱いの嫌なのでなんとかならないかな、もしかして cpufreqd が効いてない? GKrellM で表示しているクロック数最近下がんないしなぁ。」と思って調査したり。/etc/cpufreqd.conf いじったり、Linux kernel 3 系になってから駄目になったのかなと思って 2 系で起動して試してみたり。表示変わんないなーと思って cpufreq-info でチェックしてみたら、なんのことない 800 MHz とかまできちんとオンデマンドで下がってた。GKrellM の表示が追随できてなかっただけだったらしい。がくし。
それから妻がスマートフォンからもいわゆる PC メールを送受信できるようにしてあげるため、メールの管理方法を変更した。現時点でもメールはいったん POP3 で Gmail で取得させて、その Gmail から POP3 で PC 上の Thunderbired で受信するようにはしてあるんだけれど、このままだとスマートフォンでも使うのに不便なので、いよいよ PC からは IMAP を使うようにした。
Thunderbird で IMAP 用のアカウントを追加し、POP 用のアカウントから手動でフォルダ単位で IMAP 側にコピー。これで手元にあるメールをいったん全て Gmail 上にアップロード。
Gmail 側で放置状態だった受信トレイについて あとは Web ブラウザ上で適宜メールを既読・アーカイブし、最近届いたもののみ受信トレイに残った状態に。
15年分ぐらいのメールではあるけれども8,000件弱ぐらいなので、まあ今晩だけで整理できた(自分だと Gmail 上に104,000件ぐらいメールがある)。
明日使い方の説明をしよう。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
※本サイトの内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。