セキュリティ勉強会でパスワード管理ツール KeePass Password Safe が紹介されていた。KeePass データベースファイルを使える KeePass ファミリが各 OS 用に使っていて便利なので自分も使ってる。これが無くなると、ネット人生が終わる(ネットだけでなくリアル的にもだな)。以下のような感じで使ってる。
iPad で iOS 用のは以前いくつか試したけど、その時はあまりイケてるの無かった。KeePassDroid は通知をうまく使ってユーザ名とパスワードをクリップボードにコピーさせられるようになっていて、使い勝手が良い。
2 系ではなくまだ 1 系を使っているのは、KeePassDroid と KeePassX での 2 系の KeePass データベースファイルの扱いがβレベルだから。2 系だと1つのエントリに複数のファイルを添付しておけてちょっと便利なんだけどね。
絶対忘れてはいけないのは KeePass データベースファイルのマスタパスワード。あとは Dropbox のパスワードか、生きているデバイスのハードウェア/ログインパスワードがあればパスワードにアクセスできるので、これらも可能な限り覚えておく必要ある(最悪バックアップメディアをマウントすれば KeePass データベースファイルのマスタパスワードだけでもだけど)。
バックアップには pdumpfs をずっと使い続けているけど、メンテナンスもされていないので、ぼちぼち rsync --link-dest を使ったバックアップにしようかと。
rsync は --link-dest で前の同期ディレクトリを指定するとそちらに同一のファイルがある場合はそのファイルへのハードリンクにする形に同期してくれるので、無駄なくスナップショットをとれる。ただ --link-dest は自分で明示的に指定する必要があり面倒なのでなんらかしらスクリプトを作る必要がある。
今のところ決定版みたいなのが見つかっていないので、とりあえず用に書いた。ローカル-ローカル専用。
#!/usr/bin/perl use warnings; use strict; use File::Spec; use File::Path; my ($sec, $min, $hour, $mday, $mon, $year) = localtime(time); $year += 1900; $mon++; my $backup_root_dir = '/mnt/backup'; my $source_abs_dir = '/home/naney'; my $i = 1; my $backup_dir = sprintf("%04d-%02d-%02d-%02d%02d%02d", $year, $mon, $mday, $hour, $min, $sec); my $backup_abs_dir = File::Spec->catfile($backup_root_dir, $backup_dir); exit 1 if -e $backup_abs_dir; opendir(my $dh, $backup_root_dir) or die; my @old_backup_dirs = reverse sort { $a cmp $b } grep { /^\d{4}-\d{2}-\d{2}-\d{2}\d{2}\d{2}$/ } readdir $dh; closedir $dh; my $link_dest_dir; for my $old_backup_dir (@old_backup_dirs) { exit 1 if $old_backup_dir eq $backup_dir; next if (($old_backup_dir cmp $backup_dir) > 0); $link_dest_dir = $old_backup_dir; last; } File::Path::make_path($backup_abs_dir); exit unless -d $backup_abs_dir; my $command; if ($link_dest_dir) { $command = "rsync -av --delete --link-dest=../$link_dest_dir $source_abs_dir $backup_abs_dir"; } else { $command = "rsync -av --delete $source_abs_dir $backup_abs_dir"; } system($command);
ME177J/A A1470 AirMac Time Capsule 802.11ac 2TB を買ったんだけれど Wi-Fi で「既存のネットワークに追加」できず、有線接続せざるをえなかった。ME177J/A はクライアントモードをサポートしていないっぽい。
メイン PC を Debian GNU/Linux な ThinkPad X200 から OS X な MacBook Pro に変えるにあたりストレージまわりも見直すことにした。
家族共有のために Dropbox Pro にしようと結構考えたんだけれど、そうすると自分と妻の両方で Dropbox Pro にしておく必要があってコスト的に厳しかった。
だとすると自宅に NAS か。評判が良い QNAP かなと思ったけれど自分がいなくなった時にこれもちょっと保守に困りそう。かといってバッファローあたりのもなぁということで結局 AirMac Time Capsule にしてみることにした。 QNAP よりは一般向けだし、自分が普段 Time Machine するのにも問題ないし、ちょっとしたファイル共有にも使えるっぽいし。それと Wi-Fi 接続なので煩かったら別の部屋に置いておけるというのもいいかなと(これはかなわなかったんだけれど)。
開梱して電源ケーブルを接続。電源スイッチが無いのね。使わない時は切っておいてもいいかなと思ったんだけれど、常時起動前提の製品か。
で OS X の AirMacユーティリティから設定開始。
とするも「この AirMac Time Capsule でネットワークを作成します。」画面になってしまう。あれっと思いつつ進めてみるもやっぱり自身がアクセスポイントになってしまう。そうじゃなくて既にある Wi-Fi ネットワークにつながって欲しいんだけれどなぁ。
リセットしたりしながらいろいろ試してみたんだけれど結局駄目。そのうちAirMacユーティリティで設定しようにも「予期しないエラーが置きました。やり直してください。」で先に進まなくなってしまって青ざめたんだけれど、こちらは電源ケーブルを抜いてしばらくしてからリセットボタン押しながらの電源ケーブル挿しで戻った。怖い怖い。
iPod touch (iOS)の設定からや AirMac ユーティリティ 5.6.1 (Windows) からも試したけれどやっぱり「既存のネットワークに追加」できず。ああ、このモデルはクライアントモードをサポートしていないのかぁ。無念。
Wi-Fi ネットワーク自体は AtermWR9500N x 2 で組んであって今すぐに変えるのも手間だし、HDD 内蔵しているデバイスをルータにするのも故障した時にちょっとなというのがあって、いったん泣く泣く有線接続した。幸い使ってみたところ動作音はほとんど気にならないので、リビングに置いておいても問題ないのは良かった。
IEEE 802.11ac という点では良いので、気がむいたらその時は AirMac Time Capsule をルータにしてみようかなぁ。AirMac Time Capsule と MacBook Pro 間が速くなるし。
去年の11月に自宅用に購入した NAS の Synology DiskStation DS216j に積んでいた WD Red NASハードディスクドライブ WD30EFRX (3TB) が故障したので急遽交換しました。昨晩に「劣化モード」に突入というアラートがあがったのでその場で新しい HDD を注文、速やかに本日交換しました。
7月10日にI/O エラー発生のアラートメール、1週間後の7月17日にファイルシステムエラーのアラートメールが届きました。このあたりからそろそろ意見だなと感じ始めました。
昨晩風呂に入った途端に Synology DiskStation DS216j がビープ音を鳴らし続け始めたので飛び出してきました。いったんコントロールパネルの[ハードウェアと電源]から[ビープ音をオフ]を押してビープ音を停止。ディスク 2 クラッシュでした。
状況を確認後いったんシャットダウン。
HDD モデルの問題なのか個体の問題なのか、それとも設置環境が悪かったのか、現状判別できないので、取り急ぎ最初に買った HDDを注文。
DS216j を起動した際に新しく書き込みしていかないように、まず MacBook Pro の Time Machine と Cloud Station を停止。
それから Debian GNU/Linux ノート PC の pdumpfs バックアップに以前使っていた8年前購入のポータブル HDD があったので DS216j を起動し背面の USB ポートに接続。とり急ぎバックアップ設定などはせずに File Station を使って DS216j 上のファイルをコピーしました。
とりあえずファイルロストの心配がこれでなくなったので一安心。
夜に HDD が届いたので DS216j を開けて交換。溜まっていたホコリをいったん綺麗にするのにちょっと時間をかけましたが、交換自体はささっと完了です。
交換したら DS216j を起動して修復を実行。19:30 過ぎに始めて夜中の 27:00 前に整合性チェックが完了しました。7時間30分弱で完了したようです。
これで一段落。
今回の故障の原因は何でしょうね。夏の暑さか、稼働中の衝撃があったのか、HDD の個体の問題だったのか。どちらにせよ先送りしていたバックアップ体制も構築しなければと思う1日でした。それにしても家に居ながらにして翌日には HDD を調達して修復を実行できるとは良い時代になりました。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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