Markdown ファイル読み込んでプレテンテーションスライド Web ページにする reveal.js と remark を試してみたところ Markdown ファイルの再利用の点で reval.js の方がイケていた。
以前プレゼンテーションスライドを Markdown で書いて pandoc で reveal.js なページを生成する方法を使っていた。この方法だと1つの Markdown ファイルからスライドページと普通の HTML5 ファイルを生成できるという点が便利だった。
ただデメリットとして「作成環境で pandoc を用意しなければならないので、環境移行した時などにスライドを作る腰が重くなってしまう」というのと、「原稿を修正するたびに pandoc (make) して生成しなおして確認する必要がある」というのがあってちょっと面倒でもあった。
今は自前で Markdown ビューアを立てているということもあり、某環境では HTML5 ファイルは生成しなくても良いので、スライドページの方も Markdown ファイルを外部ソースファイルとして直接読み込む形の方が気楽かなと。
ちょうどこの間の PerlCasual #06 で @Niratama 氏が Remark というスライドショーツールを 使っていて興味が沸いたのでこのタイミングで試してみた。
reveal.js はちょっとグリグリ動くこともあって結構負荷が高い印象だったのに対して、こちらの方が軽い。また reveal.js はテーマファイルなどを読み込むので一通りパッケージディレクトリを一緒にどこかに置いておかなければならないんだけれど remark は JavaScript ファイルだけで良さそうというのも簡潔で良い。
ただ一方で Markdown ファイルで追加でプロパティを書く必要があったりして、 Markdown ファイルの再利用性はちょっと低い感じ。結局そのスライド専用の原稿ファイルにする必要がある。
一方で reveal.js だと Markdown ファイルに追加の記述をしなくてもそれなりに形になるので自分にとっては reveal.js の方が便利そう。
ということで引き続き reveal.js を使うことにした。
個人的な好みで reveal.js 2.6.2 に対して以下を style に追加してみた。これでちょっと日本語スライドが見やすくなるかな?
.reveal .slides { text-align: left; } .reveal h1, .reveal h2, .reveal h3, .reveal h4, .reveal h5, .reveal h6 { text-transform: none; text-shadow: none; } .reveal h1 { font-size: 3.00em; } .reveal h2 { font-size: 2.00em; } .reveal h3 { font-size: 1.50em; } .reveal h4 { font-size: 1.00em; }
今日から Developers Summit 2015 (デブサミ2015)。会場は目黒雅叙園。初めてきたのだけれど、あちらこちらに水が流れていて雅だね。
ビジネス感のある運営のイベントは久しぶりで、最初はちょっと居心地が悪かった。YAPC::Asia Tokyo などのの空気感に慣れすぎたな。セッション各会場は一般参加者はぎゅうぎゅうに並べられた椅子のみなんだ。電源・Wi-Fi はあれば嬉しいなだけれど、さすがに机が無いの残念だった。
昨年末に事前登録を済ませておいたのだけれどその際はまだ未定のセッションが多く選べない時間があって後でと思っていたら気がついたら開催間近で、満席になっているセッションもあってちょっと失敗した。
B会場 夢扇(エスカレータを上がった2Fの正面の右側の大広間)はNTTドコモ回線の通信が切れやすくちょっとストレス。他の会場は問題なかった。
だだっと受付を済ませ、カンファレンスバッグと呼ばれるチラシの入った紙袋を受け取って、A会場入場列へ。
頭を使って自分で考えよう。一流のエンジニアたれ。
【司会】杉浦正明氏 (ユーザベース)、宮原忍氏 (KADOKAWA)
ニコニ立体の話。開発以外に営業も含めていろいろ経験をしていて良いなと思った。いろいろな経験をチームメンバに提供していけるようにしたい。
具体例が少なめな説明だったので、持論の裏打ちがよくわからなかった。
実現したいことは何かをきちんと見極めましょうという話。いい発表だった。
表面的に考えるのではなく、きちんと本当にユーザーが解決したいことを掘り下げてソリューションを考えるの大切。
途中で黒帯のシャツを重ね着していたプレゼンテーション。回らない3つの歯車は御愛嬌。一般論だったのでぜひ具体的な話を聞きたかった。
今日1番のセッション。さすがの @zigorou 氏。このセッションを聞けただけで今日来たかいがあったという感じ。豊富な事例をもとに各プロジェクトでどのような選択をなぜどのよな考えでしてきたかというのが具体的に話されていてとても響いた。
以下の言葉が琴線に触れた。
「使ってみたいという選択は素人」 @zigorou
「無いものは自ら作る」「使える物は使う、作るべき物を作る」 @zigorou
「一度得た知識はどんな事に使えるか想像してみよう」「得た知識がどこで使えるかの思考トレーニングは常日頃からやる」「未知の仕組みは原理から学ぶ」 @zigorou
コミュニティがトピックであること、Zendesk でコミュニィサイトを運営しているということで聴講。なかなか本題に入らず前置きがちょっと長く感じた。
Zendesk でどう構築したかという部分は無し。280質問というのは280チケットということかな?
「知る解く学ぶ」を提供するということをアピールしていた。商用製品のコミュニティサイトということで、対象者は導入企業かパートナー企業の人が中心だろうし、通常のコミュニティサイトよりはいわゆる「(社会的な)コミュニティ」であることにウェイトは置く必要なさそうな印象だ。
一般的には役立つ情報があるだけではコミュニティは弱いと思っている。
話が飛んだり前後したり、最後まで話しきる前に次の言いたいことを言い始めたりするのでちょっと聞きとりにくかった。
いくつかピックアップして説明していった感じなので興味があるなら書籍にあたるのが良さそう。
コミュニティの紹介に特化した LT。基本、コミュニティに興味をもってもらって参加してねアピール。テーマにぶれが無くて良いといえば良いしちょっと飽きるといえば飽きる。
壇上に大きくタイマを表示するスクリーンがあるというのはいいな。
しかしみんないろいろな情熱を注いでコミュニティを運営しているのはいいなと思う。 Doorkeeper が結構利用されている印象だった。
ちょっとしたプレゼンテーションスライドはもっぱら reveal.js を使っているのですが、今日公式ページを見たら reveal.js 3.1.0 が出ていました。自分は reveal.js 2.6.2 を使っていたのですが、これを機会に reveal.js 3 に乗り換えるようと思います。2.6.2 と 3 系は一部互換性がないところがあるとのことなので、確認しつつテンプレート用途的な自分用サンプルを改めて作り直しです。
2.6.2 の時は
前提でサンプルを作りました。しかしやはり「reveal.js リリースファイルを展開したディレクトリにサンプル HTML ファイル1つを置くだけ」で済むようにしておいた方が便利そうです。なので
ことにしました。ということで以下が自分用の新しいサンプルです。
ここ最近はプレゼンテーションスライドを用意する時は reveal.js を使っています。Markdown で内容を書けるので便利なのですが、個人的には書き始めが億劫というネックがあります。ディレクトリを作って reveal.js のファイル一式を最初に用意するのがちょっとしたことなのですが面倒くさいのです(自分用に若干アレンジしたサンプル一式をコピーする作業)。
Markdown で書けるもので、かつもうちょっとさくっと書けるツールがあるかなと探してみたところ Deckset for Mac が良さそうなので使ってみることにしました。
Deckset 方言の Markdown で記述したファイルを1つ用意すれば Deckset でスライドとしてレンダリングしてくれるのでお手軽。Deckset アプリ自体には Markdown エディタは内蔵されておらず Emacs や Atom など好みのテキストエディタで編集するスタイルというのも良いです。テキストエディタ側で保存すると Deckset 側が更新を検知してスライドを更新してくれます。
スライドに使う画像は URL で指定することができる(そして推奨している)ので、ローカルディレクトリに用意してという必要がありません(もちろん Markdown ファイルと同じディレクトリに用意して読み込ませることもできます)。「プレゼンテーション時にネットワークにつながっていなかったり URL 先から消えていたら困るのでは?」というのが気になるところですが、 Deckset 側でローカルホスト上にキャッシュしてくれるので大丈夫になっています。
テーマは Deckset が用意しているものから選びます。欧文系らしいちょっと派手なのが多く、個人的に使えるなというのはそれほど多くない印象です。個人的には Titillium がいちばんしっくりくるかなと。
PDF ファイルや画像でエクスポート可能なので困ることはなさそうです。
スライドの冒頭にそのスライドの設定を書いておくことができます。
theme: Titillium,1 footer: [各ページ下部のフッタに載せたい文字列] slidenumbers: true autoscale: true
が良さそげ。
reveal.js と比べて良いなというところは以下です。
reveal.js では Web ブラウザで表示するため縦横比が変わる前提である程度余裕をもってページを書く必要があるのですが、Deckset はそこを気にしなくて良いのが楽です。スタイルシートや JavaScript コードをいじれる reveal.js に比べると細かいカスタマイズは全然できないのですが、その分デザインは Deckset に任せると割り切って内容だけに集中してさくっと書けます。
reveal.js が便利なところもあるのでプレゼンテーションシーンに合わせて使い分けることにします。
(画像は http://www.decksetapp.com/ より。)
Markdown でプレゼンテーションスライドを書ける Mac アプリケーション Deckset が 2 になって遂にテーマのカスタマイズができるようになりました。
早速試してみたところテーマをカスタマイズできる範囲は狭め。でも日本語フォントを指定できるだけでもだいぶスライドがいい印象になりました。もともと入っているテーマは「フォントが違えば」「色がもうちょっと違えば」「ここ中央寄せでなくて左寄せだったら」と、あとちょっと変えられればなと思っていたので、微妙にいじれるだけでも結構嬉しいです。
今後 Deckset 1 が保守されなくなることも考えて Deckset 2 を購入することにしました(有料アップデート)。今回から Mac App Store からの購入ではなくなって公式サイトからの購入です。 $29 で PayPal 経由で 3,199円。コンピュータ2台まで。
今まで Titillium テーマが一番気に入っていたので、これをちょっとカスタマイズして日本語に合ったテーマに調整してみます。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
※本サイトの内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。