今年も棚卸しをかねて2020年にお金を払ったサブスクリプションサービスを書き出してみるよ。以下税込額。今年支払ったのは71,968円。年末時点で継続しているもので月6,834円相当。今年は年始に小遣い帳をつけることにしたので集計・確認が楽にできた。
今年新しく開始したサブスクリプションは Nintendo Switch Online ファミリー プランとdアニメストア。今年止めたのは Ulysses・Evernote プレミアム・Flickr Pro・ラピッドSSL。
昨年支払ったのが59,110円だったので12,858円増。今年はサブスクリプションサービスを結構整理したのだけれど、 YouTube Premium ファミリー プラン21,360円はやはり大きいな。
一方昨年末時点で継続していたものは月6,928円ほどだったので、今月末時点で減少した。今年いい感じに棚卸しできたのは良かった。
レンタルサーバ。この nDiki の公開とメールボックスが主な用途。2009年に契約して安定稼働しているので乗り換えることもなくずっと利用継続中。
年額4,800円(Apple In-App Purchase)。
一番使いやすいタスク管理ツール。2007年に使い始め、最初に Pro にしてみたのは2010年。
mixi のプレミアム会員サービス。mixi日記の表現力がアップするなどのプレミアムサービスを利用するのに登録中。登録しているといろいろな機能がちょっとずつ便利になる。
Lightroom Classic は週のうち何日かは使っていて無くてはならない状態。
年額3,800円(Google Play 支払い)。
今年ベストバイだった Google Nest Hub でフォトフレームを使うようになってから Google フォトに写真をアップロードするのが楽しくなり、100GB では足りなくなったので200 GB プランにアップグレードした。
遅かれ早かれ 200GB では足りなくなるのだけれど、次は一気に 2TB で年額13,000円なんだよね。間のプランが出て欲しいな。
YouTube の広告の質がだんだん悪くなって不快に感じるようになったのと、何かしら音楽の定額配信サービスを使いたいなと思って昨年登録。広告が出なくなったのシンプルに快適だし、音楽配信も自分・妻で結構利用しているのでまあお値段相応の価値は感じている。
年額4,500円(クレジットカード払い)。
購入直後は活用できていなかったけれど、『あつまれ どうつぶの森』で「他のユーザーのマイデザインをダウンロードする」「夢の中で島へ遊びに行く」「友達の島へ遊びに行く」などで楽しんだり、『スーパーマリオブラザーズ 35』をプレイするようになって無駄じゃなかったなと。
『響け!ユーフォニアム』シリーズを観るために入会。配信されているシリーズの作品を観終えて以降利用頻度が下がっている。 Chromecast with Google TV にも対応しているので、入会したままにしておいた方が便利ではあるのだが月に観る本数によっては割高感がでちゃうかも。
支払いサイクルやポイント利用などで今年は支払いが無かったもの。支払っていたら1年あたり6,520円相当。
年額4,900円(クレジットカード払い)。
Amazon.co.jp のプレミアム会員サービス。
「ドコモのプランについてくるAmazonプライム」で1年延長されたので今年は支払い無し。
3年間4,860円(クレジットカード払い)。1年あたり1,620円。
さくらのレンタルサーバにした頃に VALUE-DOMAIN へ移管したあとずっと継続。
2017年に3年延長したので今年は支払いなし。来年また数年分更新しておく。
年額3,300円 (Apple In-App Purchase)。
テキストファイル編集管理全般に使っていたテキストエディタ (Mac アプリケーション・iOS アプリ)。
Ulysses 18 for Mac からフォーマット無しのテキスト(プレーンテキスト)として表示・編集する機能が無くなったので去年の11月からメインのライティングアプリを iA Writer に変えた。その後 iA Writer でいい感じに使えているのでUlysses のサブスクリプションをキャンセルした。
年額5,200円(Google Play 支払い)。
ノートアプリのプレミアム会員サービス。利用頻度は低いけれど、スキャンした PDF ファイル置き場になっているのでやめられていなかったが Google ドライブ(Google One)に移行していく決心をし、更新を停止した。
継続していたら年額 $59.99
写真共有サービスのプレミアム会員サービス。ほとんど使用していないのだけれど nDiki の古い記事で表示に使っているところがあるので継続していた。前回 $44.95(2年)で更新後に$49.99(1年)に値上げされ、さらに今年$59.99(1年)への値上げが発表されたので、15年弱続けてきたけれどさすがに Flickr Pro を止めることに。エクスポートと nDiki 画像差し替え後 Flickr Pro をキャンセル。
継続していたら年額2,970円。
「さくらのSSL」の「ラピッドSSL」が年間2,970円と過去の割安時代が終わったので、Let's Encrypt に変更した。
今のところ問題なし。
[ サブスクリプションサービス ]
Markdown から HTML への変換に MultiMarkdown を使っているので MultiMarkdown 固有の文法が一部使える。
ファイルリストのフィルタで検索しても探せない文字列がある。検索文字列の最後に * をつけると検索できる場合がある。
Android の iA Writer はフォーカスモードにするとカタカタ上下に画面が動くので逆に集中しにくい。
テキストファイルを開いた状態でホームに戻った際に変更があれば自動保存される。ただし再度開いた時に Dropbox 上のファイルが更新されているかのチェックはないので、コンフリクトが起きる可能性はあり。一度編集画面からファイル一覧画面に戻る必要あり。
Zettelkasten メソッドのための機能を備えた Markdown エディタに Zettlr がある。ローカルディレクトリ上に通常の Markdown ファイルとしてデータを保存するタイプで、ロックインの心配が無く他のツールと併用できる好みのアプリだ。インストールして1日使ってみた。
Homebrew では以下で。
$ brew install --cask Zettlr
今日時点でインストールされるのが 1.8.3 でちょっと古かったので
からバイナリビルドされた 1.8.6 をダウンロードしてインストールした。
ヘッダを大きめに表示したりリンクの URL を隠したりと一部プリレンダリングされるタイプ。日本語も問題無さそう。
ファイル末のあたりで文字入力するとエディタがガクガク揺れるは今後改善されると嬉しい。
見出し単位で折り畳む機能やサイドバーで目次を表示する機能があり、長めの文章を書くための支援が揃っている。
ファイルツリー上にディレクトリとファイルの両方を表示する Combined モード以外に、ファイルツリー(ディレクトリツリー)とファイルリストの両方を表示する Expanded モード、ファイルツリーとファイルリストのどちらかを表示する Thin モードがある。
Expanded モードを選ぶと iA Writer や Ulysses などでもお馴染みのスタイルになりノートアプリとして使いやすくなる。
ファイルシステム上のディレクトリをルートディレクトリとしたワークスペースを複数同時に開いておける。用途別にディレクトリを分けている場合に便利だ。
全文検索はワークスペース単位。内部リンクもワークスペース単位で機能する。 自分は複数のワークスペースを横断的に全文検索したいので、本格的に使うなら1つのディレクトリの下にまとめる必要があるな。
ファイルの拡張子は md ではなく txt でも OK なので、ファイルを同期した Google ドライブ上で全文検索させられるのが嬉しい(Markdown ファイルの拡張子を md にすると Google ドライブで不便)。 md 固定の Obsidian より柔軟だ。
Makrdown ファイルから Markdown ファイルへファイルベース名を指定して 「[[ファイルベース名]]」の形で内部リンクできる(パス名は不要)。
また Markdown ファイル内にユニークな ID を書いておき、その ID を指定して「[[ID]]」としてリンクもできる。後者を使えばファイル名変更が気軽にできる。 ID の形式やリンクの開始文字列 [[ ・終了文字列 ]] もカスタマイズできて柔軟なのも良い。
iA Writer では
ia-writer://open?path=/Locations/path/to/file.txt
のような URL を発行して擬似的にリンクするさせるしかないので比べると圧倒的に便利。
今メインで使っている Mac アプリケーションの iA Writer に比べると Electron ベースの Zettlr は美しさで負けるのは仕方ないところかな。
Zettlr をテキストファイルノートアプリとして内部リンクを活用しながらパーソナルナレッジベースを作っていくのありだな。
[ ノート・日記はテキストファイルに ] [ Mac アプリケーション ]
昨日から使い始めた Zettelkasten メソッドのための機能を備えた Markdown エディタの2日目。昨日の時点で使い続けるかちょっと迷ったんだけれど、もうちょっと使い方を探ってみようと今日も使ってみている。内部リンク(ノート間リンク)の活用方法がちょっと分かってきて楽しい。
エディタ上で内部リンクを「command + クリック」「control + クリック」すると「リンク先のファイルを開く」と同時にその「リンク文字列での検索」が実行される。ファイルを開くと同時にいい感じに関連するファイルのリスト(実質バックリンクリスト)が表示されて便利。内部リンクを充実させたい気持ちが高まってきた。
アプリケーションに依存する Markdown ファイルを作らないという Zettlr の原則により Markdown ファイル中のどこに ID を書いてもいい仕様になっている。
自分としてはプレビュー時に文中に出ないように、昨日ひとまず ID を HTML コメントの形式で Markdown ファイルに埋め込んでみていた。 Zettlr やメインで使っている iA Writer、プレビューに使っている Marked 2 が YAML front matter に対応しているのでそこの方がわかりやすいかな。 front matter に ID を書くことにした。
日時については基本「2021-01-20-095836」という書式を使っているので Zettlr の ID のパターンも初日に「%Y-%M-%D-%h%m%s」にカスタマイズしたのだけれど「%Y%M%D%h%m%s」に戻した。過去のノートファイルに現在日時の ID を付与するというズレが心理的に気持ち悪かったので。
Also, our own experiences show that when one doesn't use easy-to-recognise IDs, one is less prone to assume stuff, making them better suited to cross-link files. Just try it yourself! — https://docs.zettlr.com/en/academic/zkn-method/
というの納得。
内部リンクは Zettlr をナレッジベースとして使う上で便利だが、単独の Markdown ファイルをエクスポートして共有する際には不要だ。
Markdown ファイルを各種フォーマットに変換する Marked 2 に自作のカスタムプリプロセッサを通す機能があるので、 Zettlr で管理している Markdown ファイルを共有する際は Marked 2 を呼び出して
- [[...]]
を含む行を消してしまうように設定した。ノート関係の宣言のための内部リンクは上記のように独立した行に書いておこう。
これで個人的なナレッジベースとしてノート間リンクの充実させるという要求と、一部はエクスポートして共有したいという要求を満たせそうだ。
ファイルの先頭に置かれたダッシュ3文字の行(---\n)の間に書かれた YAML データ。 Jekyll その他で採用されている。
採用しているアプリケーション:
Markdown Guide: Basics, Tips and Tricks on how to use Markdown
front matter に書いた値を Markdown テキスト中に [%キー] と書くことでプレビュー時に展開するのに使用。
YAML front matter - Obsidian Help
ファイルの別名を指定するのに使用。
思い浮かんだことを Android スマートフォンでさっと書く環境について何年も模索している。要件は
な感じ。
iOS アプリ 1Writer ならバッチリ。タイムスタンプをファイル名としてさっと新規作成したテキストファイルを保存すると Dropbox と同期してくれる。もうこのアプリの優位性のためだけに次は iPhone にしたいぐらい。
いい Android アプリが出てないかリサーチしつつ方法を考え直し。全部を満たすアプリ(の組み合わせ)はやはり無いなー。さっと書ける瞬間日記をまた触ってみたけれど、エクスポートしたあとの削除がやはり手間。
一覧で中身が見えないけれど、結局 iA Writer for Android かな。タイムスタンプをファイル名として新規作成する機能が iA Writer にないので、新規作成後に1行目に手作業で YYYY-MM-DD-hhmmss を入力するしか(Texpand で展開)。
タイムスタンプを手入力なら一覧で中身が見える neutriNote 復活も候補なんだけれど、同期の管理がちょっと面倒で。
[ ノート・日記はテキストファイルに ] [ ファイル名の先頭を日付にする ]
Zettlr 4日目。18,000 弱テキストファイルがあるディレクトリーツリーをワークスペースとして開いたらかなり重かった。使い込んでいくにはパフォーマンスに問題があるな。
Zettlr をしばらく使ってみて、UI とエディタが美しい iA Writter が恋しくなってきた。 iA Writer ならファイル数が 19,000 超えても問題ないし安心だし iA Writer メインに戻ることにしよう。
ローカルホスト上のテキストファイルで管理していると、アプリケーションを乗り換えやすくていい。
Zettlr を使っていいなと思った内部リンクのための記述方法
は iA Writter で取り入れてみてもいいな。
現在日時で %Y%M%D%h%m%s 文字列を生成する Alfred ワークフローを作った。それから
cd ~/notebook pt -l -e "^ID:\\s+$query" . | head -n 1
で見つかったファイルを iA Writter で開く Alfred ワークフローを作成し、ID を指定して iA Writer を開けるようにした。 もっとサクッと開けるように PopClip のエクステンション化もしておきたいな。
キーを「ID」ではなく「ZID」に変更した。
[ ノート・日記はテキストファイルに ] [ Zettelkasten ]
cd ~/notebook pt -l -e "^ID:\\s+$query" . | head -n 1
で見つかったファイルを iA Writer で開く PopClip エクステンションを作った。 iA Writer 上で 20210125215723 という文字列を選択したあとにポップアップした PopClip でこのエクステンションを実行すれば
YAML front matter に
--- ID: 20210125215723 ---
と書いておいた Markdown ファイルを iA Writer でささっと開ける。 iA Writer でのノート間リンクを実現。先週 Alfred で開けるようにしたものの PopClip 版。
PopClip 便利。
キーを「ID」ではなく「ZID」に変更した。
[ ノート・日記はテキストファイルに ] [ Zettelkasten ]
ストリーム。#photography
— Naney (@Naney) January 25, 2021
RICOH GR III #GR #GRIII #GR3#ブラックミストNo05 pic.twitter.com/yO9ng7zbak
Markdown エディタ Zettlr で内部リンク(ノート間リンク)を
- [[yyyymmddHHMMSS]] タイトル
のように書き、エクスポートする時は Marked 2 のカスタムプリプロセッサで消す(記事)というマイルールを作った(yyyymmddHHMMSS は ID)。が Zettlr から iA Writer に戻し、ノート間リンクは自作の PopClip エクステンションで開けるようにした(記事)ので、必ずしも [[yyyymmddHHMMSS]] 形式で内部リンクを表現しなくても良くなった。であれば、最初から変換した時にドキュメントに現れない形式で Markdown ファイルに内部リンクを書いておきたい。
Markdown ファイル中に HTML コメント形式で内部リンクを書いておけば、 HTML 等に変換した時にドキュメントに出現しなくて済むのだが iA Writer だと全文検索にひっかからないので却下。
ドキュメントに出現しない表記にはもう1つ「リンク定義」があるのでこれを使うことにした。
[yyyymmddHHMMSS]: <> "title"
として内部リンクを書いておけばプレビューしたドキュメントには現れない。若干やぼったい感じもするがなかなかいいんじゃない。
[ ノート・日記はテキストファイルに ] [ Zettelkasten ]
緑のソックス、黄色のシューズ。#photography
— Naney (@Naney) February 3, 2021
RICOH GR III #GR #GRIII #GR3 pic.twitter.com/9QqGrmmV87
日常生活の中で出来事や思い浮かんだことを細かくキャプチャ(メモ)しておくと、あとで思い返して日記をまとめる際に楽(記事)。
その時々でキャプチャツールや書式を変えてきていて、今は日別のデイリーノートテキストファイルに iA Writer (Mac・Android) や 1Writer (iOS) で書き込んだり Alfred (Mac) のワークフローからさくっと追記したりしている。最終的に1日分の記録をまとめるテキストファイルに書き込んでいるので整理が煩雑にならないメリットがある。
その代わり iA Writer や 1Writer から書き込む時に、毎回今日の日付のファイルを選ぶというステップが入る。このほんの少しの負担がユビキタスキャプチャしにくくする要因だ。
Google Keep・Day One・瞬間日記のようにアプリを開いてから1タップで入力画面に入れるのが理想だが「日時記録問題」「テキストファイルへの個別転記の手間問題」「同期問題」などがありこれらも一長一短だったりする。
まず日付ファイルを選ぶという手間を減らすため、キャプチャ先を today.txt に一元化するスタイルをまたやってみることにした。
1つのファイルに追記していくやり方では書き込む位置までカーソルを動かすのが一手間でさっと書けないデメリットもある(記事)が、しばらくやってみよう。
[ ユビキタスキャプチャ ] [ ノート・日記はテキストファイルに ]
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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